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学びは人を大きくする 第一回

日本語教師・小野崎藍さんインタビュー

2011年9月1日掲載

 

学びは人を大きくする

オーストラリア留学のiae留学ネットを通じ、なりたい自分を追いかけ・歩んだ人々の「今」をインタビュー形式にてご紹介致します。

渡豪した際に抱いた夢。

または渡豪してから見つけた夢。


それら夢をかなえる過程で幾度となくぶつかった壁。

 

学びし者はいかに乗り越え、そして今があるのか。

 

 

学びは人を大きくする 第一回

日本語教師 / 小野崎 藍さんの場合


 




-なぜ日本語教師になりたいと思いましたか?そのキッカケは?

「なりたい!」と強く思っていたというよりも、いろいろな経験や勉強を経て日本語教師にたどり着いたという感じです。
そもそも教えることに興味を持ったキッカケが、大学でたまにオーストラリアの方々へ日本語を教えるお手伝いをしていたことで。
さらに、大学を卒業する半年前くらいに進路を決めなければならなくなって、日本へ帰ろうか、ここで永住権を取ろうかと悩んで出した結論が、「やっぱこっちで働きたい!」でした。

そう決めてから、永住権を取得するための進路についての相談を留学エージェントのiaeさんに持ちかけました。
そこでいただいたアドバイスをもとに、結果として興味のある教員の道を選びました。
これが、日本語教師になりたいと思ったキッカケです。



担当カウンセラー優さんが当時を振り返る

あいちゃんはメルボルンで頑張ってBachelorを卒業しました。なのでそれを活かせる何かを勉強したほうがいいと思い、またせっかく残るならきちんとした職業がいいと考え日本語教師を選択肢の一つとして勧めました。
その当時iaeが契約していたビザエージェントさんにも一緒に相談に行ったり、また弊社主催の留学フェアであいちゃん自身が大学担当者の話を細かにヒアリングするなどして日本語教師の道へ進むことを最終決定しました。


 


-日本語教師として永住権取得までにどのようなプロセスを歩んできたのですか?

いろいろあったのですが・・・簡単に言うと、大学の基礎コース(Taylors College)→大学(Monash)→教職課程→就職の順番です。


モナッシュ大学へ行く決断をし、2年生から、予てより興味のあった日本語や日本語教育に関連する科目を多く受講するようになりました。
そして卒業後、永住権取得を視野に入れ、教員免許を取るためのコースに1年通いました。
今だから、スラスラと言えますが、その当時はいろいろと悩みました。
でも好き嫌いがはっきりしている性格なので、決断するのは楽な方だったんじゃないかと思います。



もちろん、自分一人でできることではありませんでした。
オーストラリアに来てからも、ずっとこのままでいいのかという考えが廻っていて、自分の道が掴み切れずにいました。
そんな時、友人の紹介でiaeさんに飛び込みで行ってきたんです。以来、ずっとお世話になっているのですが、この時も、そんな個人的な相談にも快く乗っていただけました。そして、そんな私にいろいろなコースを紹介してくれ、選択肢を与えてくれました。

私はわがままなので、自分のことになると、「やりたい!」「やる!」と思ったことは、とことんやらなければ気が済まない性格なので、今思うと、無理難題をたくさん投げかけてしまったかもしれません(笑)
でも、なにを聞いても、毎回ちゃんと答えてくれてとっても助かりました。
本当に、担当していただいた優さんにはお世話になりました。優さんの人柄に惚れて、他を頼ろうとも思わなかったです。



担当カウンセラー優さんが当時を振り返る

最初はビザの相談でやってきたあいちゃん。かわいいはきはきした子だなぁというのが第一印象です。
ファンデーションのコース変更など、今更無駄になるだけだから、どうせならこれからの進路のことを考え、一緒に相談し始めたのをおぼえています。




なるほど、とても心強いサポートですね。

はい!
・・・・・おかげさまで、実は昨日永住権が取れたんです!

昨日?!それはおめでとうございます!(拍手喝采)
念願の永住権取得の一報が入った瞬間はどんな気持ちでしたか?


もう信じられませんでした。
ポイントは足りていても、1~2年はかかると言われていましたので。
永住権取るなら、自分の力で取る!というのがこだわりだったので、本当にうれしいです。

 



担当カウンセラー優さんから一言

ほんといろいろあったけど、ここまでこれたのはあいちゃんのがんばりのおかげです。
途中のいろいろなことの間に挫折しなくてよかったねーーこれからもメルボルンで活躍してください。
お祝いのご飯・飲み企画中です。(^^)


 


-新米・日本語教師としての生活。

いろいろ大変ですが、楽しいです。
いや、今やっと「楽しい」と言えるようになってきました。



私が勤めているのは、公立の中高共学校です。
共学で受験がない子どもたちは、やっぱりやんちゃで、毎日怒っていますね(苦笑)
中学1~2年生は、日本語を教えるというより「しつけ」の部分が大きいです。
中学3年生くらいから、真剣な子たちとやる気のない子たちがはっきりと見えてくるので、レベルの差を埋めるのにまた苦労します。
高校2~3年生は、VCE(Victorian Certificate of Education)を意識してか、みんな一生懸命で。教える内容は難しくなっても、とてもやりがいがあります。
 


-実際に日本語教師になって、理想と現実のギャップはありますか?

ギャップは、やはり責任の重さが全然違うことですね。
教育実習のときは、授業をやるのは私でも、教室内にベテランの先生が一人いるから、それだけで空気が全然違いましたから。
今は全て、一人でやらなければなりません。
なにかあったとき、生徒に注意したり、親に話したりなどの対策をしますが、それを不公平のないように、安定させなければなりません。
それが一番大変ですね。
もちろん、他の先生とも相談して、自分の対応や処理を見直したりもしますが、答えがない現場ですので、毎日反省の繰り返しです。
 

 

-藍さんの日本語教師としてのモットーなどありますか?

ローマ字はできるだけ使わないようにしたり、読めるよりも話せる日本語教育を目指しています。また、成績が良い子はもちろん、成績が悪い子にもいい点を取らせて自信をつけてもらうことには特にこだわりを持って取り組んでいます。

あと、生徒にとって日本語を勉強するのはどれほど難しいのかを、常に考えるようにしています。
生徒が日本語を勉強するのは、私たちがアラビア語を勉強するのと同じですからね。
テストも自分で考えているのですが、これも試行錯誤ですね。
採点していて、例えば20点満点中の2点しかとれていなかった生徒が出てくると、「あ~難しかったのかな」と反省しちゃいます。
本当に、毎日、悪戦苦闘です!


-教師をやっていて今までで一番、辛かったことと楽しかったことはなんですか?

楽しかったというか嬉しかった瞬間は、生徒と信頼関係を築けたと実感できたときですね。その瞬間は最高です!
教育実習のとき、高校2年生が最後の日にカードを書いてくれて、そこに書いてある言葉や最終日にハグしたりしてくれたのがうれしかったです。ベタですけどね(笑)



辛いときは・・・今ですかね(苦笑)
まだ新米で、始めたばかりの今は辛いことがたくさんあります。
仕事始めて1~2週間は毎日のように泣いていましたし。



-辛いとき、どうやって乗り越えましたか?

大学時代の友だちと話したり、職場でのサポートもかなり私を支えてくれました。
教師にしか分からない辛さというものがあると思うのですが、それが分かってもらえるので、いつも話すようにしています。
 


-そんな風に職場に恵まれるのも、藍さんの人柄ですね!
今お勤めの学校は、どのように見つけたのですか?


半年くらい、レジュメを出しまくる日々が続きました。
最終的にはダンスで知り合った子のつながりでこの話がもらえたのですが(笑)
それでレジュメを持っていったら、気に入ってもらえて、今働かせてもらってます。
 


-藍さんのように永住権を取ってオーストラリアで活躍したい!という方も多くいらっしゃると思いますが、アドバイスなどはありますか?

私は、弁護士の方にお願いしました。
でも、先行きが見えない不安が常にありましたね。
大学卒業後、半年以内にIELTS7.0と全ての書類を集めて申請しなければならないというプレッシャーがかかっていましたし、
たくさんのお金を投資して、たくさんの努力をしても、報われない場合もあるというのが現状ですから。
最近はまた、厳しくなっているみたいなので、「これをすれば大丈夫!」というのがないのが辛いところですね。
 


-藍さんのパワーの源泉はどこにあるのでしょうか?

先を見ないこと!です。
ゴールはあるけど、あれもこれもというとパニックになっちゃうから。
私の場合特に、先を見るとダメだと思っちゃうので、3歩先さえ見ていないです。1歩先だけ!
本当にマルチタスク人間にはなれないです。歩きながら携帯とか打てないですから(笑)

 

藍さん、インタビューのご協力ありがとうございました!
 

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