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第2回「おっぱい」

「Take Awayを注文したいけど、どうしたらいい?」「どうしたらって…?食べたい物を注文してくれれば、良いんだけれど」「そうだね。何がありますか?」「何があるって…沢山あるけど…」
流暢とは言えないが日本語を話す若い娘からの電話。「来てもらって、注文してくれる?」「うーん、そうだね。じゃぁ、行くよ。」最近、また視力が衰えてきた私。店に入ってきた小柄な客が男か女かわからなかった。キャップを被って、弛めのランニングシャツにGパン。先程の電話の娘だった。

「さっきの電話の?」「そう、です。」「はい、これメニューね。」「ありがとう」メニューを渡す時、彼女の胸元に目が行く。多少の膨らみにポッチがぽつん。「…私、日本人じゃないから。」「えっ?ああ、そうだよね。でも日本語上手だよ。」「「そう?よかった。」そういうとメニューを見始めた。前かがみになった胸元からおっぱいが丸見え!…わぁ、良いのかなぁ。不安と感動が入り混じる。

以前なら、こういう状態になったら、見たいのを我慢して視線を逸らしていたのだが…もう、釘付け状態。彼女はメニューを見ている、私はおっぱいを見ている。この時間が永遠に続くことを…。ふと、思った。この子は自分が女だと気づいていないのではないか?顔はスッピンだし素振りも男の子っぽい。きっと、そうだ。だから自分の胸を見られても気にしないのだ。私はそう勝手に解釈した。注文の品を作って手渡す。「あっ、飲み物、買っていい?」「ああ、いいよ。」冷蔵庫からドリンクを取り出し、小銭を出そうとする。「ああ、いいよ。それ、サービスね。」「え、いいの?どうして?」「いっぱいおっぱいを見せてくれたから。」以前なら、こういう言葉を思っていても口に出すことはなかったのだが…今は思ったことがぽろりと口に出る。「ふふふ。ありがとう。」意味深な笑顔を浮かべて彼女は帰っていった。

歳を経て羞恥心が薄れてきた、気がする。元来、むっつり助平タイプ。人前では理性と羞恥心でそれを出さないようにしていた。理性は残っているが羞恥心が…。これで理性まで失うと完璧に変態の助平親父になる…可能性は大。見るだけで済まなくなる。手を伸ばす…ああ、犯罪だ。

知人の結婚パーティで若く、理知的で美しく、しかもスタイルの良い娘を見かけた。「うわぁ、完璧。」それから私は彼女の姿を目で追っていた。そして、彼女に近づいていった。「君みたいなきれいな娘がメルボルンにいるなんて信じられない!」別に彼女を口説こうと言ったわけではない。思ったことが素直に口から出た。若いころ、女の子を目の前にして、こんな風に言えてたなら人生変わっていた、かなぁ…。

前回が「はだか」で、今回は「おっぱい」。こういうテーマで書けるのも薄れていく羞恥心のおかげ?思ったことを口に出す。人によっては反感を買う。そんな時は理性とユーモアでオブラート。時々そのオブラートを忘れる…。本当の「言いたか放題」が出来る年齢になったということかな。

「妙安寺ファミリーバンド」 http://www.myoanji.com/

<どんたく レストラン>
住所:526 City Road, South Melbourne VIC 3205
TEL: (03) 9696 6794

マイカテゴリー: 一般
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