更新日: 2010/02/12
”運命の人っているんだよ。いつか絶対に見つかるよ”
今まで何回、何人の人から聞いてきただろう、この言葉。
オーストラリアに来てから特によく聞くようになった。
「運命的な出逢いだったの!」
「この人だって思ったの!」
しあわせそうに
「結婚ってすごくいいよ」
そんな風に言う人に会えたときは、なんだかしあわせになってしまう私。
ヨガの合宿中(ブログ参照)にも何度となく、しあわせな話を聞いた。
合宿中は大きなダイニングテーブルでみんなで食事をする。
そのときよく目の前に座っていたのは、おちゃめでムードメーカーのウクライナ出身のエニー。
エニーはいつも「彼女に会いたいなぁ」としきりに言っていた。
「彼女と次はいつ会えるの?」
「多分、あと2カ月は会えないなぁ。毎日電話はしてるけど、実際にハグできないし、キスもできないからやっぱり淋しい」
しょぼーんとするエニーがかわいくて、すごくほほえましかった。
「さおりはずっと旅をしてるんでしょ?そういう気持ちにならないの?」エニーが私に聞く。
「そういう気持ちって?」
「誰かに会いたいとか、ハグしたいとか」とエニーに言われて私は…
「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん…」
↑真剣に考えること数分。
どうだろう?
考えるが浮かばない。
エニーさすがに待ちくたびれたのか
「うん、さおりはないんだね」と苦笑。
「そうだね。自分が好きで旅してると、なかなかそう思わないかなぁ」私が言うと不思議そうにエニーが一言。
「でもさ、例えばさ、キレイな星空を見たら、それを誰かと一緒に見れたらなぁって思わない?」
「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん、思うときもあるけど、一番最初に思うのは家族かも。あとね、よく自分の犬のこと思い出すよ。ここに来たら喜ぶだろうなぁって」
「………さおりは自由な少年みたいだね」エニーはまた苦笑して言った。
「彼女に早く会えるといいね」私が言うと大きく頷く彼。
「ねぇ、さおりは今まで運命の人に出逢ったことある?」エニーからまた質問。
「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん…あるのかなぁ?ないかも。ごめん、エニー、話が広がらなくて…私よくみんなに”さおりは男の子みたい”って言われるくらい、こういう話にはうといかも」
「だはは!いいよ。僕が話すから(笑)僕はね、今の彼女は運命の人だって思うんだ」真顔で言うエニー。
話を聞くとエニーは初めて彼女に会った話をしてくれた。
友だちの主催するホームパーティに行ったときのこと、友だちに彼女を紹介されて、挨拶のハグをしたそうな。
そしたらエニーの身体に電流が!!走ったかどうかはわからないけど(笑)、でも確かに感じたんだって。
「この子は僕の彼女になる人だ」って。
それから何カ月かのデート期間を重ねて、恋人同士になったそうな。
付き合って3年目のエニーのしあわせ恋愛話をたっぷり聞いた。
運命かぁ。
他にもそういう話をするヨギー(ヨガをする人のこと)たちが多かった。
話を聞いててすごく心がほっこりする物語をたくさん聞いた。
合宿中、同じ部屋を共にしたエガとよく話す機会が多かったのだけど、彼女は私と似てる部分が多い人だった。
ポーランド出身で風来坊をしてる34歳。
「私、そんな人に会ったことないわ。今までの彼とは全員、すぐ別れちゃうし…なんか違うって心のどこかで思ってて、あ、この人だって思うけどやっぱりまた違う。やっと出逢えたって思うけど違う!その繰り返し。だからもう探すのやめようと思って」
ベッドにもぐってるエガが言う。
シャワー後で濡れた髪をタオルで乾かしてた私は黙って話を聞いていた。
「みんなが言うような運命的な人。いると思う?」エガが私に問いかける。
私は少し考えて
「いるって信じてたら、いると思う」
そう答えると彼女はウインクして眠った。
私もそうだといいな、そう思って眠りについた。
あれから1週間。
今日、久々にエガにあったら、すごいニコニコしあわせそう。
近況報告やヨガの話をし終わった後で少し恥ずかしがりながらエガが一言。
「もしかしたら…私、出逢ったかも」
「え?なにに?」何のことか分からなくて聞き返すとエガが”もーう”って顔して私の腕をつつく。
「前話してたでしょ、運命の人」
「ええええええええええええええええええええええええ!?」私が驚いてエガを見ると、エガで頷く。
合宿後にヨガサークルに参加していて、すごく素敵な出会いがあったそうな。
とある男性と握手をしたら、いつもと違う感覚になったんだって。
それは相手も同じだったらしく、それからすぐデートするようになって今、まさにドキドキ中なんだって。
「なんだか変なの!!まだキスもしてないのに、すごく身近に感じるの!!」
エガ乙女のまなざし、キラキラ。
会話すること数時間、今日も夜は彼とデートだったらしく、エガのことを迎えに来た彼に私も挨拶することに。
彼もエガも終始しあわせニコニコスマイル。
彼らは出逢って数日だけど、なんだか2人のオーラはもう何年もいるかのようにキラキラ。
私もそんな姿を見れて本当に嬉しかった。
エガが別れ際、彼に聞こえないように一言言った。
「ねぇ、これが運命かどうか見届けてね!私たちが運命どうか、さおりが証人になるのよ」
いつものように最後はウインクして、エガは彼とともにカフェを後にした。
なんだか、いいね、そういうの。
じゃ、私もキャラになくやってみようかな。
自分の左の手を空にかかげて唱えてみた。
さぁ、私の運命の人もそろそろおいで!
聞こえてるといいな!
私も、僕も運命の人を探してる!そんな方々にオススメな本はコチラ↓!
もしもし、運命の人ですか?
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