Logo for tennis

上地選手のヒッティングパートナー

うにょ~ん。

 

実に1ヶ月振りの更新となってしまいました。

Australian Open後に学校も始まり、子供のレッスンも始まり、週末はイベントが立て込んでおり時間が取れませんでした。楽しみにしていた方、申し訳ありませんでした。

 

今日でシドニーのクラブで働き始めてから1年が経ちました。1年あっという間でしたね。社会人1年目からテニスオーストラリアの表彰である、Newcombe Medalにて、Most Outstanding Club Awardを受賞するほど有名なクラブで働かせて頂き、早速ジュニアコーチの資格を取る講習も受けさせて頂くなど、恵まれた1年でした。お陰様でレッスンも多く入るようになり、グループレッスンを受けた方からもプライベートの依頼を頂くなど、着実に成長はしているかと思います。今年はコーチングはもちろん、大会にも参加しようと思います。クラブのスタッフも今みんな盛り上がっているので、トレーニングセッションを毎週設けています。Australian Openで刺激を受けて自分らもテニスを始めたくなる辺りの単純具合は素晴らしいですね(笑)。

 

 

Australian Openも終わり、前回は写真をお届けしましたが、その中で少し話に出した女子車椅子テニス選手の上地結衣選手のヒッティングパートナーの仕事のお話を。

 

彼女との出会いは2012年に初めてAustralian Openに出場した時でした。上位の選手が欠場し、繰り上げで出られると当時9位だった上地選手にシドニーの試合の期間中に連絡があったそうです。男子では国枝慎吾選手が欠場し、齋田悟司選手が繰り上がり出場、そのコーチとして来ていた丸山弘道コーチと食事をした帰りに彼女と初めて有ったのですが、物凄く小柄で当時は線も細かった(怒られますが、今はアスリートらしいごつい体ですw)上に、テニスウェアでは無かったので、齋田選手の娘だと思っていました。上地選手は自分の印象は、日本人なのにめちゃくちゃフランクな外人みたいな人に絡まれたと思ったそうですけどね。普段は人見知りが激しい自分なのですが、テニスの期間、ましてやテニス選手となるとこちらから積極的に話に行くので、変な奴に思われたのでしょう(笑)。

そうそう、この時にお土産を買いにシティに一緒に出て行ったのですが、トラムに乗る時に車椅子を持ち上げたのですが、派手に前転させあわや顔面に大怪我を負わせるという事件が有りました。これは今でも2人で揉めるのですが、自分はちゃんと掴んでも転ばないバーを持ったのですが、彼女は自分が車輪を持ったから転んだと言い張っています。これは法廷で決着付けなければ。。。

翌年はランキングが届かず出られませんでしたが、2014年からはコンスタントに出場し、昨年は決勝まで進みました。

 

車椅子テニスのヒッティングを正式に依頼されたのは初めてでしたが、健常のテニスのヒッティングパートナーとはまるで違いますね。相手のやりたいように合わせるのは一緒ですが、2バウンドまで許される車椅子テニスのリズムに合わせなければいけません。更には対戦相手を想定する場合は、その相手らしく打たなければならないのです。そこはやはり自分は普段一緒にツアーに出ているわけではないので、情報不足も有りました。車椅子テニスは映像も残っていないので、調べるのも難しいのです。

ただ、この経験は非常に有難かったです。車椅子テニスを外で毎年見ておりましたが、コートに入れば想像を遥かに超えましたからね。早速シドニーに戻ってから、我がクラブで車椅子テニスを教えている元選手、Mick Connellと色々相談しています。彼は1988年のソウルパラリンピックのシングルスで銀メダルを獲得した選手です。ヒッティングパートナーのみならず、ゆくゆくは実際に車いすに乗ってプレイしてみたいですね。やはり、いくらヒッティングパートナーが務まっても、実際にプレイしないと感じないこともあると思いますし。まずは打倒・上地結衣ですね(笑)。

 

それでは今週はこの辺で。

 

ほいだらの。

 

 

 

 

 

 

 

コメント

関連記事

最新記事

カレンダー

<  2024-04  >
  01 02 03 04 05 06
07 08 09 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

プロフィール

テニス王子のJust Right!では、選手紹介・ルール・歴史までテニスにまつわることを幅広く紹介していきます。これを読んだあなたも、Australian Openが開催されるMelbourne Parkでテニスを始めませんか?

記事一覧

マイカテゴリー