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子どもと行くメルボルンkodomo_melb

子どもと行くメルボルン番外編 @幼稚園 in Japan

師走の幼稚園で体験入園してきました!

2012年1月20日掲載
 


メルボルンで育児をするようになってから、漠然とだが我が子に日本での教育にも触れさせてみたいと思っていた。

理由は日本の文化や習慣を少しでも肌で感じてもらいたい、新しい友達をつくって欲しい、日本語を伸ばして欲しい、
日本語を話したい理由を見つけて欲しいetc.

でも、そんなのは親である私の勝手であって、子どもにしてみれば慣れない環境に連れて行かれるだけだし、
受け入れる幼稚園側にしてみれば先生の手を煩わせるだけになって迷惑なのではないか?実際に断られたっていう話も聞くし、、、と訊いてみる前から躊躇。

昨年末に長めに帰国することが決まったので、まずは実家の母から幼稚園の先生に訊いて貰った。

幼稚園は自分も通った所。長崎県の田舎にある公立幼稚園。
行かせるならやっぱり自分が行った所で似た様な体験をして欲しいと思っていた。

そして、母から聞いた返事は体験入園できそうとの返事。正に案ずるより産むが易し。

        
   

そこで、今回は行き先を日本の幼稚園にした我が家の入園体験記!

11月末に日本に着いてから、まずは母が預かっていた入園関係書類を記入し、幼稚園へ持って行く。
そこには自分が30年前に通っていた当時と同じ先生もいらっしゃって、通っている園児達も知っている人のお子さん達が
多い事に気付く。
1クラス20名で、年長2クラス、年中1クラスで計60名が通っている。
昨年オーストラリアで4歳キンダーに通い、今年からプレップに進む我が子(5歳)は日本では年中にあたる。
この12月は園内で工事が行われることもあり、お弁当はなしで時間は8時半~12時までの週5日。
皆で牛乳を飲む(時々おやつ付きの)時間がある。

通うのは12月の正味16日間。
持って来るものは、上履き、水筒、タオル、コップ、歯ブラシ。園児服は短期間という事で免除してもらった。
そして、お金じゃ買えない体験だが(やっぱり少し気になる)保育料は1ヶ月4200円。
12月は冬休みがある事を考えてもオーストラリアで払っていた金額(1ターム・週11時間で$215)よりも安い。

そして、先生は残りの11月数日を親子一緒に1,2時間程度登園する慣らし期間としてはどうかと提案して下さった。
人見知りの息子なので、これは本当にありがたい。

園は12月初めに最大級のイベントであるお楽しみ発表会を控え、先生達も園児達も自由時間を削って、最後の仕上げに
少し慌しい様子。そんな忙しい時期に受け入れて下さった事にあらためて感謝しつつ、園児達の可愛らしく且つ完成度の
高い劇や踊りの練習の様子に驚く。確かに自分もそんな事をやっていたのだけど、息子にはこんな事はできないのでは
ないか?と思い、通っていたキンダーではここまで皆で一緒になって何かをやり遂げるといったことはなかった事を思い出し、
突き詰めていけば日豪の文化の違いという事なのだろうけど、ただただ日本の先生の熱心さに脱帽だった。

そして、発表会が終わり(発表会では先生に「オーストラリアから体験入園中」として親子共々、他の保護者にも
紹介して頂いた)、園も普段通りの日程に戻った様子。

登園したら自由時間で各自、園庭でサッカーをしたり鬼ごっこをしたり。
沢山の子供達がクラスを問わず、人懐っこく息子に声をかけてくれ、あらためてこの園に来られて良かったと感じた。
息子は、といえば他の子達と遊びつつも「帰ったらだめ。」と言うので結局12時の退園まで行動を共にする。
とは言え、30年ぶりだが、あまり変わっていない教室や園庭の遊具、皆で散歩に行った幼稚園周辺など、最初は息子より
自分の方が楽しい時間を送っていたような気もする。

他にも、交通安全教室やバスに乗ってのおでかけ等もあり、だいぶ慣れつつあるように見えたが結局は正味16日のうち、
12日が過ぎてから母親なしで行けるようになった我が子。
昨年11月にオーストラリアのプレップ体験に行った時は、親に手も振らずクラスに走って行ってたのに、やっぱり
日本では勝手が違って慣れるのに時間が掛かったようだ。それでも、登園前に行きたくないと言う事は無かったので、
これもひとえに温かく迎えて下さった先生方と人懐っこい園児達のお陰だと思う。
普段息子があまり喋らないので、先生が「英語でうさぎは何ていうのかな?」等、皆の前で訊いて下さって、
その後も、他の英単語を訊いてくる園児も沢山いた。

また、クラスに誕生日の子がいれば皆で似顔絵を描いたり、クリスマスに向けての工作もあったようだ。
この工作の類でも、やっぱりオーストラリアのそれとは違っていて、日本人が器用と言われる所以は、こんな幼いうちから
培ってきているものなんだと感じた。
  

そして、最終日にもらったクラス皆からの似顔絵や写真は今でも、その絵や写真を見て日本について話すことができる、
何ものにも代えられない宝物。
次回、いつ今回できた日本の友達に会えるかは分からないけどその時のために、今回訊かれても上手く答えられなかった
オーストラリアについての事などが話せるようなっておきたい。
最後にお世話になった先生方、園児の皆さん、保護者の皆様本当にありがとうございました!!


 

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