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声優宮村優子さん、クリスティーンさんインタビュー

オーストラリア初の声優クラスがJapaneasyで開講!

2012年11月3日掲載
Japanese - English

 

Japaneasyオーストラリア初となる声優クラスが10月6日開講されました。そこで講師の宮村優子さんとクリスティーンさんにインタビューさせていただきました。宮村優子さんは新世紀エヴァンゲリオンのアスカ役、名探偵コナンの遠山和葉役など多数のアニメで声優として活躍されています。クリスティンさんは、今年の世界コスプレサミットのオーストラリア代表にも選ばれたほどのコスプレーヤーです。

 

ーメルボルンに来たきっかけは何ですか?

宮:夫がメルボルンにあるサーカスの学校へ行くことになったため4年前からメルボルンに住み始めました。今年から夫がサーカスグループに所属したため、これからもメルボルンに住む予定です。

ご主人の関隆行さんのインタビューはこちら

 

ーメルボルンの暮らしはいかがですか?

宮:メルボルンは東京やシドニーと違いゆっくりとしていますね。日本にいるときからカフェが好きでよく行っていたんですが、メルボルンはカフェが多くていいですね。特に人気のお店ではなく、郊外にあるゆっくりとした雰囲気のカフェが好きでよく行っています。

 

ー英語はどれくらいしゃべれますか?

宮:全然しゃべれないです(笑)
生徒とのやり取りは、基本的には日本語で言ってクリスティンに訳してもらっています。
「Well done !」とか簡単な言葉はよく使ってますよ。

 

ーJapaneasyで声優クラスを始めることになったきっかけは何ですか?

宮:2010年にクリスティンと出会って、2人でアニメなどの日本のカルチャーを通して日本とオーストラリアの架け橋となれるよう何かできればいいなと考えていました。私はもともと日本の声優養成所で講師もしていたんですが、オーストラリアでの声優クラスについてはオージーでプロの声優を目指す人はあまりいないかなと思っていたので最初は全然考えていなかったです。ただ、よく考えてみると日本語学習者の方に、楽しんでスピーキングの向上につなげるために声優クラスをするのもいいかなと思いました。日本語教師ではないので正しい日本語は教えられないですが、アニメのセリフはすごくキャッチーなものが多く楽しんで日本語を勉強することができますよ!

 

ー声優クラス開講の前に開かれた準備クラスの様子はいかがでしたか?

ク:ー参加者は日本のアニメが好きな方が多かったため、始めはみんな宮村さんがいるので緊張していましたね。クラスの途中でゲームをやったりするうちに段々リラックスしてきて、最終的にはみんな楽しんでもらえたと思います。

宮:たしかにシャイな人が多かった気がします。ただ、日本人はずっとシャイな人が多いんですが、オージーは始めはシャイですけど慣れるとしっかりしゃべっていました。発声がもともと上手な方が多いですね。中には本気で声優を目指している方もいて驚かされました。


右写真:クリスティーンさん提供

ー声優クラスはどのような内容ですか?

宮:全部で4回のコースになっていて1回目は早口言葉等でトレーニングをやって、2回目は台詞の練習や、台本の読み方、マイクの使い方、3回目はアフレコのリハーサル、4回目はアフレコを実施する予定です。コースはビギナーとアドバンスの2つのコースに分かれていて、ビギナーは日本語学習者向け、アドバンスは日本語が流暢な方向けになっています。内容の違いは、ビギナーコースは学校のシーンなどそれほど難しくない日常会話を使用するのに対して、アドバンスでは戦闘シーンやより難しい言葉を使用します。どちらのコースも少人数なのでプライベートレッスンに近いレッスンが出来ると思います!

 

 

ー生徒の中には本気で声優を目指している人もいるとのことですが、声優を目指している方にメッセージをいただけますか?

宮:もともと日本語学習者のために始めた教室ですけが、声優になりたいと本気で思っている人もいて逆に驚かされました。声優に向いている向いていないはあまり関係無く、やる気があれば声優になれると思います。メルボルンにいるから無理だと思わず、夢を諦めずにチャレンジしてください!

 

【声優ワークショップ】

第一回目の声優クラスの募集は終了してしまいましたが、来年も開講予定だそうです!
詳しくは下記Facebookをチェックして下さい↓↓↓

http://www.facebook.com/SeiyuWorkshop

 

 

また11月25日(日)の日本文化芸術祭では1日限定のワークショップを開催します!
詳しくは下記Facebookをチェックして下さい↓↓↓

http://www.facebook.com/japancultureandartfestival
 

聞き手・文:佐々木厳
写真(クレジットに無いもの):湯本拓也

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