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メルボルンエーシズ日本人トリオインタビュー

今年もメルボルンにプロ野球選手がやってきた!

2012年11月15日掲載

小石博孝投手中崎雄太選手

2012年11月1日にオーストラリアのプロ野球リーグのABL(Australian Baseball League)2012-2013シーズンが開幕しました。そして今年もメルボルンエーシズには埼玉西武ライオンズから3人の選手が派遣されています。小石博孝投手(背番号1)中田祥多捕手(背番号27)中崎雄太投手(背番号5)、日本のオフシーズンに実戦の機会を求めての渡豪です。チームに合流してすぐの11月10日、対アデレードバイト戦に3人揃っての出場を果たした若獅子たちに早速インタビュー! この日は0−4での敗戦になってしまった試合終了直後にも関わらず、快くインタビューに答えてくれました。

(写真左から中崎雄太、中田祥多、小石博孝選手)

 


—メルボルンに来てまだ3日ということですが印象は?

小石:まだ来たばっかりで街に出たりは出来ていないのですが、とにかく陽が長いという印象を受けました。

−そ、そうですねまだ街を観ていただくのはこれからでしたね(汗)
チームの練習についての日本との違いなどはありますか?

小石:日本は今秋期キャンプ中なので、朝9、10時頃から夜6時ころまで練習をしてますが、こっちでは全体練習の時間は約2時間くらいですね。
中田:試合前も日本では、試合開始の5、6時間前集合ですが、ここでは約2時間前集合ですしね。

オーストラリアの選手の印象は?

中崎:でかいです。 日本人に比べたらパワーもあると思います。
中田:今の所は、やはり総合的には日本の方が技術力の高いバッター、ピッチャーが揃っている気がしますね。

−チームメートとのコミュニケーションは問題ないですか?

小石:英語のコミュニケーションですが、今は単語単語をつないでのコミュニケーションをはかっている所です。本当に困った時は通訳をお願いしたりしますね。
中崎:僕は雰囲気とその場のノリで乗り切ってます。

 

−今回このメルボルンでプレーしようと思ったきっかけは?

小石:日本での次のシーズンに向けての自分のピッチングを確立するために来ました。具体的には、よりストレートの質を上げ、より効果的に変化球を選択しての組み立てが出来るようにしたいですね。またシーズンオフで他の選手が休んでいる中、オーストラリアで野球をするチャンスを与えてもらったので来年のシーズン頭でいきなり結果が出るように準備したかったからです。
中田:僕は野球だけでなく、言葉も通じない環境で生活することが精神的な強さに繋がるのではないかと思って志願しました。
中崎:自分は、野球の文化の違いを学ぶことですね。日本に持ち帰って取り組めることがあれば取り入れて自分のスキルアップに活かしたいです。

−去年メルボルンエーシズでプレーした菊地雄星投手たちからはアドバイスありましたか?

小石:割り箸は持って行った方が良いと、雄星は言ってましたけど、、(笑)
中崎:(こっちの選手はパワーがあるので)高めに投げたらホームランに持ってかれるよ〜、とは言われました。

−来月12月24日までの約2ヶ月の滞在となりますが、この間に特別な課題等はありますか?

中崎:日本ではフォアボールを出すことが多かったので、それを少なくしたいのと変化球をもう一つか二つ覚えて帰りたいですね。野球以外では英語でのコミュニケーションのスキルをアップをしたいです。
中田:チームでやっている以上、チームが勝てるように貢献できたらいいですね。その後で数字はついてくるかもしれませんが、あまり数字はこだわらずにこのメルボルンのチームが勝てればいいと思います。
小石:フォアボールゼロ! う〜ん、限りなくゼロに近く? そして勝ち星は3勝0敗で! あ、今日負けがついちゃいましたね。じゃあ、3勝1敗のペースの勝率7割で終えられたら良いですね。

−メルボルンでのプレーを楽しみにしているファンにどういうところを観てもらいたいですか?

小石:僕は独特な投げ方のフォームをしているので、そういうところも見に球場まで足を運んでもらえたらなと思います。
中田:日本の方が細かい野球をすると思うので、そういう野球がどう通用するのかを実際に見てもらいたいですね。
中崎:自分は「根性」です。

−ありがとうございました。


何よりも明るい性格の3選手! 試合後もファンへのサインのサービスに笑顔で応えていました。球団からも「とても気さくでチームメートからのウケも良く、早速チームにとけ込んでいる」とのこと。約2ヶ月の短い武者修行で、彼らがどういう結果を残してくれるのか。目が離せません!!これからも彼らの活躍ぶりをお伝えして行きますのでお楽しみに!


メルボルンエーシズの今後の試合スケジュールはコチラ

 

(文・写真:湯本拓也)

 

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