
Geelong Open 2009
これはまさに、“自己との戦い”である!
2009.2.28(sat) @Geelong
オーストラリアで活躍するパワーリフティングの日本人選手、冨田洋二さんが出場ということもあり、毎年オーストラリアで行われているパワーリフティングの公式大会、『Geelong Open2009』を見に行ってきた。会場に入ったらすでに試合は始まっており熱気がむんむん。
‘Come on!’‘You can do it!!’ と大きな声援が飛び交っていた。
パワーリフティングと言ってもピンとこないかもしれないが、ウエイトリフティングと似た競技だ。
ウエイトリフティングにはスナッチ、クリーン&ジャークと2種目あり、バーベルを肩まで持ち上げ頭上に押し上げて合計重量を競う。
しかしパワーリフティングは、デッドリフト、スクワット、ベンチプレスの3種目があり、頭上にまではバーベルを押し上げない。デッドリフトはバーベルを両手で持ち上げ、足と背筋を伸ばし腰の位置まで持ち上げる。スクワットはバーベルを両肩で担ぎながら両手で支え、そのまましゃがんで立ち上がる。ベンチプレスはベンチに仰向きに寝そべり腕を伸ばしてバーベルを持ち、それを胸まで引き寄せてから再度押し上げる。
それぞれの種目で3回の試技を行い、その合計重量を競うのがパワーリフティングである。
主審、副審合わせ審判は3人。バーベルをしっかり持ち上げているか、腕や背筋などが伸び切っているか、足がぐらついたり動いたりしていないかなど、種目ごとに細かく判定している。審判全員が成功とみなした場合、電光掲示板に緑のランプが3つすべて点り、2つ以上点れば成功。逆に審判全員が失敗とみなした場合は赤のランプが3つ点り、2つ以上点れば失敗となる。
このような公式の試合は毎年行われており、パワーリフティング協会に所属する14歳以上の男女が参加可能で、最高年齢は決まっていない。なので、初心者で自分の記録を作りたい!という人から、オーストラリアレコードを狙うぞ!といった人まで色々な目的の人が参加している。今回も高齢の選手が顔を真っ赤にし、歯を食いしばりながら200kg以上ある重さのバーベルを持ち上げていたり、盲導犬を連れた目の不自由な選手が競技に挑んでいたり、”うわぁ~すごいパワーだなと見ているこちらはただただ圧倒。バーベルを持ち上げると聞いただけだと一見男性のスポーツかとも思ってしまいがちだが、女性選手もたくさんいて、200kg近いバーベルを優に持ち上げていたのにも驚いた。
パワーリフティングはトレーニングした日々の結果が数字として明確に出てくるので、誰でも取り組みやすく、また何歳になってもできる。日本と比べるとまだまだオーストラリアの競技人口は少ないそうだが、皆に親しまれ愛されているスポーツには変わりない。
さぁ、この機会に肉体的にも精神的にも鍛えてみるのはどうだろう。
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