日本のためにできること

さまざまなコミュニティー団体によるチャリティーコンサート

2011年6月22日掲載

 
6月19日Collinwoodで様々なコミュニティー団体のアーティストによる無料チャリティーコンサートが行われた。
民族を超え、様々な宗教の女性が集まって結成された団体、ウィメンズ･インターフェイス・ネットワーク・ファンデーション(Women's Interfaith Network Foundation)による主催だ。

受付や会場内など、至るところに募金箱が設置されていた。また、食べ物や飲み物、エスニックな雑貨なども販売されており、その収益も全て、国際非営利団体ユナイテッド・シークス(United Sikhs)を通して日本へ送られる。
ユナイテッド・シークスは震災後、被災者の方々に食べ物や生活必需品を提供している団体だ。

震災後日本で救援活動をしていたユナイテッド・シークスから「現状は想像以上に大変。助けが必要だ。」という連絡を受け、ウィメンズ・インターフェイス・ネットワーク・ファンデーション(以下WIN)のプロジェクトマネジャーであるJamel Kaurさんは早急に動いた。「何かできないか。何ができるか。」と考え、今回のイベントを計画したのがなんと開催2週間前！
「協力してくれたみんなに本当に感謝しているし、私たちがしていることを誇りに思う。」と力強い眼差しで語ってくれたJamelさん。


Jamelさんご自身、日本が大好きで、インタビューの際も「こんにちは。」「ありがとうございます。」とキレイな日本語であいさつをしてくれた。福島で英語教師をした経験もお持ちで、震災のニュースを見たとき「自分の知ってる場所が、大好きな場所が・・・」と、相当なショックを受けたことも打ち明けてくれた。「だからこそ・・・私たちができることは、毎日に感謝して、前向きに努力すること。なにかできることがあれば、なんでも言ってほしい！なんでもするわ！」と話してくれた姿に、とても心強さを感じた。
 

また今回は、アーティストとしても出演。ご家族一丸となって、このイベントに取り組んでくれた。

 

コンサート自体も、始めから終わりまで目が離せないものだった。
集まった団体の代表者たちが、それぞれの言葉で日本へのエールを送ることから始まった。
服装や言葉の違う方々によるエールに、心を打たれずにはいられなかった。





↑飾ってある着物は、Jamelさんの日本のホストマザーからの贈り物。


↑Jamelさんの妹もアーティストとして出演。「日本に愛と祈りと支えを送ります。」と日本語であいさつをしてくれた。




↑日本人アーティスト“fuefukuro(フエフクロウ)”
とっても迫力のあるパフォーマンス！






↑出演アーティストの方々


↑パフォーマンスに見入る観客の方々


↑最後は、アーティスト総出演！


↑みんなで手をつなぎ・・・会場がひとつになった！


↑会場の外で開かれていたショップ。




↑ステージに設置された募金箱。たくさんの人が訪れた。

決して絶やしてはいけない、被災地への支援・・・今回の心のこもったイベントで、それを再確認できた気がした。
私たちにできることは、長く寄り添うこと。小さなことと感じられることでも行動すること。積み重ねれば大きくなる。みんなで力を合わせれば大きくなる。
メルボルンからできること・・・PRAY FOR JAPAN。

また、募金は下記からも可能です。

◎cash deposit(or Bank Transfer)
　Bank Name : Bendigo Bank
　Bank Account Name : Women's InterFaith Network Foundation Inc.
　BSB : 633 108 A/C
　No : 140665472
　Ref : United Sikhs

◎cheque payable to(小切手)
　宛先 : Women's Interfaith Network Foundation Inc
　住所 : 138 Cromwell Street, Collingwood, 3066
　名前 : WIN Foundation, Treasurer Lisa Catinari
　※領収書が必要な場合はご明記ください。

＜お問い合わせ＞
　Jamel Kaur(Project Manager)
　E-mail : jamelkaur@gmail.com
　Mobile : 0413 425 912