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秋田県SAKE&フード試飲試食イベント メルボルン編

秋田食材をオーストラリア・シェフが料理

2015年10月29日掲載

秋田県SAKE&フード試飲試食イベント。 昨年度のオーストラリア初のイベント、そして本年の第一弾「シドニー編」をレポートいたしました。

続く第二弾「メルボルン編」は、10月21日に開催されました。

会場は、Prahran の「The Smith」です。  あえて和食ではない地元レストランで、秋田食材の新しい可能性を探る試みが行われました。

  

  

  

  

 

イベントを主催した秋田県観光文化スポーツ部 秋田うまいもの販売課 副主幹 白川雅浩氏は、秋田県の概要についてプレゼンテーションしました。  質の良い雪が降るスキー場、心身をリラックスさせる温泉地、日本情緒あふれる17種もの国指定の重要無形民俗文化財等、数多い秋田県の魅力について紹介がありました。

 

紹介する銘柄は、次の4酒蔵。

浅舞酒造株式会社   (銘柄名: 天の戸)

蔵内湧水「琵琶沼寒泉」を使用。夏、酒米を作る水で冬に「天の戸」を仕込みます。水は酒の母です。酒の命です。酒米を育てる川の水の一部は地にもぐり、伏流水となって蔵で湧水となります。この水が天の戸の仕込み水となります。

  


日の丸醸造株式会社   (銘柄名: まんさくの花)

当社の最大の特徴であり、代名詞ともいえるのが低温瓶貯蔵です。搾りたてのお酒をすぐビンに詰め、火入れ(殺菌)を行い冷蔵庫にて貯蔵します。  非常に手間やコストがかかる貯蔵方法ですが、お酒にとって最良な熟成方法と考えて実行しております。

  


秋田清酒株式会社   (銘柄名: 出羽鶴)

蔵を取り巻く山々は出羽丘陵と呼ばれ、豊富で清冽な湧水の水源となっています。 四季のはっきりした気候で、夏~秋は温暖湿潤で原料となる酒米の栽培に適し、冬は寒冷で雪が多く酒造りに適しているという条件が揃っています。

  

 

山本合名会社   (銘柄名: 山本)

世界遺産・白神山地の天然湧水で育まれた米と水で醸われる味わい深い銘酒

  

 

 

プレゼンごとに、対象のお酒がグラスに注がれ、ひとつひとつがじっくりと味わえます。

  

 

引き続いて、秋田県貿易株式会社 が「稲庭うどん」「いぶりがっこ」「きりたんぽ」「しょっつる」「比内地鶏スープ」「山葡萄ジュース」などの食材を紹介しました。

  

 

The Smith のシェフは、これらの食材を3週間前に手渡されました。

自分達の持ち味に適わせるべく、工夫を凝らした料理を披露してくれました。

生牡蠣   前菜

 

揚げナスのタイ風しょっつるドレッシング

 

まぐろタルタルソース揚げきりたんぽのせ

 

稲庭うどんの寒天よせ

 

しょっつる風味のチキン唐揚げバン

 

鯛と野菜の白菜巻き しょっつるあんかけ  昆布出汁入りしょっつるを使用

 

タスマニアン サーモンXO醤かけ  男鹿産 贅沢甘海老を使用

 

ケープ グリム ポーターハウス ステーキ いぶりがっこ添え

 

チョコレートプディング 柚子ジェリーのせ  デザート

 

集まった人達はやはり、シェフや食品業界のプロフェッショナル。  美味しいお酒や料理を振る舞われながらも、真剣に吟味していました。

  

 

「The Smith」では、今回の秋田食材は初めてのチャレンジでした。

多国籍・多民族のオーストラリアでは、すでに世界各国の多種多様な食材が使用されています。  それら世界の食材とともに、秋田食材もまたオーストラリアに根付いてくれるよう、今後の展開に注目していきたいと思います。

 

文:矢部勝義
写真:Aya Ishibashi

 

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