秋田県SAKE&フード試飲試食イベント シドニー編
第一弾はシドニーの人気和食店にて
2015年10月29日掲載
日本一の米どころ、秋田県も近年、その豊富な酒・米・食材の海外展開を図っています。
オーストラリアにおいては、昨年2014年8月4日、メルボルンにて秋田県SAKE&フード試飲試食イベントが開催されています。
その成功を受け、2回目となる今年、秋田の酒・食材のより一層の浸透を目指したイベントが企画されました。
本年の秋田県SAKE&フード試飲試食イベントは、まず第一弾が10月19日(月) Izakaya Masuya にて開催されました。
シドニーのますやグループの一角であり、手軽に和食を楽しめることで超人気の店です。
月曜日の午後にも関わらず、会場にはオープン直後から日本食レストラン関係者ら総勢50人が来場する賑いを見せました。
イベントを主催した秋田県観光文化スポーツ部 秋田うまいもの販売課 副主幹 白川雅浩氏は、秋田県の概要についてプレゼンテーションしました。 質の良い雪が降るスキー場、心身をリラックスさせる温泉地、日本情緒あふれる17種もの国指定の重要無形民俗文化財等、数多い秋田県の魅力について紹介がありました。
当日は秋田県内の37酒蔵から、
・山本合名会社 (銘柄名: 山本)
・秋田清酒株式会社 (銘柄名: やまとしずく)
・日の丸醸造株式会社 (銘柄名: まんさくの花)
・浅舞酒造株式会社 (銘柄名: 天の戸)
の4社が出展しました。
これらのお酒は、昨年のイベントなどの成果として既にオーストラリアでも流通されており、入手可能です。
また、秋田食材の輸出を取り扱う 秋田県貿易株式会社 は、オーストラリア初進出。
・稲庭うどん
・いぶりがっこ
・きりたんぽ
・しょっつる
・比内地鶏スープ
・山葡萄ジュース
などの食材をオーストラリアに紹介しました。
lzakaya Masuya が、秋田食材の魅力を引き出すべく準備した料理は、
・いぶりがっことクリームチーズ
・男鹿産 贅沢甘海老のてんぷら
・味噌漬けグリルチキン
・比内地鶏のきりたんぽ鍋
・冷やし稲庭うどん
の5点。
秋田一色となった、Izakaya Masuya。
オーストラリアの人気料理として定着した日本食ですが、まだ珍しい秋田食材に現地の人は賞賛の声をあげました。 そして、それらの料理に日本酒はよく合いました。
しかし、日本酒や秋田食材の可能性はそれだけではありません。
多国籍・多文化のオーストラリアで、和食以外の料理への適用はどのようになるでしょうか ?
秋田県SAKE&フード試飲試食イベントの第二弾「メルボルン編」では、あえて和食ではない地元レストラン「The Smith」を会場として、日本酒と秋田食材の新境地を開く料理が紹介されました。
「メルボルン編」レポートもお楽しみに!!
文:矢部勝義
写真:Aya Ishibashi
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