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Mega Swimただいま開催中!

24hr水泳、ぜひ応援してください

 MS(多発性硬化症)を患う人々へのサポートイベントとして開催されているMega Swimが5日12pmよりはじまった。室内50mプールを利用し、24時間泳ぐ雄姿へ、そして闘病生活を送る人々へのサポートとして寄付を募るイベント。集まった寄付金すべてが患者のために使用される。オーストラリアで長年続いているこのイベントには、毎年多くの方が参加している。他都市、他地域でも開催されており、人々の善意がたくさん集まっている。

  

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 GO豪メルボルンからは、ディレクター長谷川がトップバッターでチーム“Heart of Japan”に参加。「CGや3Dが氾濫する中、生身の人間のやることの高揚感や疲労感を見てほしい。それがどこかの誰かのためになるのなら、誰がやったとか関係ないと思う。」と今回のイベントに対する思いを語る。トップバッターで2時間をノンストップで泳ぎ切り、5.2kmを完泳した。

 “Heart of Japan”代表・伊賀雅彦さんは今年も気合が入る。「今回のイベントだけでなく、何か将来につながれば良いなと思う。だた泳ぎにきただけや、一回だけ参加するではなく、ここから参加した人々と共に何か生まれたらと思う。」と語る。日本人コミュニティの中でこのようなイベント参加を確立していけたらと願っている。昨年一人で合計18kmを泳いだが、今年の多大な活躍も期待される。

 

 3日前にオーストラリアに来た(!!)高木徹三さん。ワーホリ生活を始めるにあたり、日本でオーストラリアのことを調べる過程でMega Swimのことを知り、参加を決めた。小学生時代の水泳経験を生かし、夜中に泳ぐ予定。「緊張しているけど、がんばります。Mega Swimを通じてオーストラリアのことを知れたらと思います。」と語る。

 澤木しゅんごさんは現地の高校で命の尊さ、時間の大切さを教えている。生徒さんも応援に駆けつけるそう。「泳ぐことで普段健康でない人の助けになれることができれば」と話す。初めて参加して、合計4時間泳ぐ予定。

  
(写真)リラックスムードで行われています。24時間一緒なのでお隣のチームともすっかり打ち解けます。

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 今年もオリンピック・スターチームも参加しており、現役アスリートも含めて約10人参加している。近々開催されるキャンベラやシンガポールでの大会に向けて、ハードな練習の合間を縫って参加している選手が多いそうだが、Mega Swimに賛同するアスリートが参加している。

 現役パラリンピック選手・Sam Bramham選手は、午前中の練習後に参加した。アテネと北京オリンピックで合計6個のメダルを獲得しており、次回のロンドン・オリンピックに向けて今後トレーニングを積むそうだ。

 

 水球のオリンピックチームメンバーであるRoerna Webster選手は、北京オリンピックなどで活躍。もちろんロンドン・オリンピックを目指しトレーニング中。「去年大阪で日本や中国チームと対戦しました。日本のプール施設はとても素晴らしかったです!」

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  MSはオーストラリアでも大変深刻な病気の一つとして挙げられている。原因不明であるため、治療方法も確立されていない。若年に発症することが多く、長年の闘病生活を余儀なくされる病気で、中枢性脱髄疾患の一つであることから、患者によって症状が違う。

 寄付の方法は競技場でもできるうえ、インターネットでもできる。闘病者へのサポートとしてあなたの気持ちを教えてください。

 

※後半の模様はこちら

Mega Swim
URL: http://www.megaswim.com/
会場:MSAC(Melbourne Sports & Aquatic Centre)
住所:Aughtie Drive, Albert Park

 

泳いだあとに「楽しかった」と皆さんがおっしゃいます。初めて参加する人、異なるバックグラウンドを持つ人々が集まって参加しています。また、お隣では「Mega Squash」も開催されています。24時間スカッシュも面白そうですね!

[ 5/Feb/2011 ]

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