Roland Garrosが開幕!
更新日: 2014-05-27
うにょ〜ん。
5月も最終週、ついこの間Australian Openで大騒ぎしていたかと思えば、もうシーズン2個目のGSのRoland Garrosがフランスで開幕しましたね。赤土を舞台にした今大会は、技術はもちろんラリーが長くなるが故に根性が試される舞台でもあります。
予選は先週行われ、日本勢男子は、添田、伊藤、守屋、杉田、ダニエルの5人が出場しましたが、残念ながら全員1回戦敗退。活躍が期待されたダニエルですが、アルゼンチンのベテランのGonzalezに敗れました。お互いクレーが得意ですが、30歳のベテランとの経験の差が出たのでしょうか?
女子では、江口、瀬間詠里花、日比、尾崎が1回戦敗退、2008年のUS OPEN以来のGS予選となった森田、穂積が2回戦で敗れました。アメリカを拠点にしている日比万葉が今回GS予選に初挑戦、今年のAustralian Open予選にも来ていましたが、繰り上がり4番目の位置につけるも出場はなりませんでした。ヨーロッパのクレーの経験がない日々には厳しい山でしたね。
今やトップ選手を量産しているのはヨーロッパとなっており、ジュニアを育成するためのコートはクレー、こうなるとRoland Garrosの予選はGSの中でも一番厳しいものとなっています。Wimbledonは芝の経験が少ないため敬遠されがち、Australian Openはヨーロッパの選手で予選回る程の選手だと経済的に出場できないということもあり、GSとはいえどランクが大会にはあるのです。こういった舞台で、日本人には経験の少ないクレーコートだと勝ち上がるのは厳しいですね。
本戦に登場する日本勢は、男子は錦織、女子は奈良、土居、クルム伊達となっています。第9シードの錦織の初戦はKlizan、奈良はTatishvili、クルム伊達は第24シードのPavlyuchenkova、土居は第28シードのPetkovic。奈良、土居はこのコラムが上がる頃には終わっているでしょう。クルム伊達は3日目の火曜日、こちらの時間では本日深夜ですね。
錦織の今回のドローは面白そうですねえ。シード勢が順当に勝ち上がれば3回戦でDolgopolov、4回戦でRaonic、準々決勝ではDjokovic、準決勝ではFederer、そして決勝ではNadalですからね。クレーでの大躍進は有りましたが、その代償として腰を痛めている錦織、大会前の会見ではまだ100%ではないと話しており不安が感じられますが、どこまで勝ち上がっても面白い組み合わせなので、いい結果を残せると言いですね。ちなみにTennis Warehouse Australiaが優勝予想のオッズを載せていましたが、なんと錦織は7位につけています。バルセロナ、マドリッドでの活躍が評価されているようですね。ただ、さすがに賭けられませんが(苦笑)。
さてさて、錦織の初戦のKlizan戦が終了してすぐ書いています。マドリッドの怪我が治っていないのは明白で、サーブが打てずダブルフォルトを量産、まだ腰を痛めているようでバックが打てていない印象でした。今年の大躍進ぶりを見ると期待していただけに残念でした。Klizanは素晴らしいテニスをしましたね。勝ちビビリすること無く最後まで攻めきりました。
去年、今年の活躍ぶり、テニスの進化を見るとここ2,3年はキャリアでも重要な時期でしょう。しかし今の状態を見るとやはり100%リカバー出来ていないのなら試合は出ない方がいいでしょう。NadalもMurrayも長期離脱しても完治させることを優先させ、特にNadalの復帰後の去年の活躍は素晴らしかったです。ツアー日程の苛酷さも有りますが、FedererやDjokovicは特に大きな怪我もなく、錦織以上の試合数をこなしながらも1年間戦い続けています。センスは素晴らしい物がありますし、例え今長期離脱してもまた上位に食い込む力は持っているでしょう。まずはしっかり治すことに専念して、また素晴らしいテニスを見せていただきたいですね。
まあこれから眠れない2週間が続きますね。ちょっと起きていれば見られるという微妙な時差だけについ夜更かししてしまいますが、次の日に影響がないように頑張りましょう。
なおGS期間中ですので、コラムは2回更新されますので宜しくお願いします。次回は木曜か金曜日に。
ほいだらの。
コメント