棄権者続出のUS OPEN
更新日: 2015-09-08
うにょ~ん。
US OPEN始まりましたね。皆さん寝不足の日々が続いていると思いますが大丈夫でしょうか?早朝に始まるのでヨーロッパシリーズに比べて見やすいのは良いですね。
さてさて、2週目に入ったUS OPENですが、棄権者の数がオープン化以降最多となる14人に。男子では、
Andujar、Stepanek、Dolgopolov、Monfils、Lu、Mayer、Gulbis、Nedovyesov、Kokkinakis、Baghdatis、Sock、Istomin、Goffin、Vesely
の14人が、女子では、
Diatchenko、Erakovicの2人が棄権、また今季絶不調でAustralian Open以来となる3回戦に進出したBouchardが4回戦を前に不戦敗となりました。Bouchardはロッカールームで転倒した際に頭を打ち脳震盪によりダブルスとミックスダブルスを不戦敗としましたが、久しぶりに調子の出てきたシングルスに備えてかとおもいきや、そのシングルスもキャンセルしました。Cibulkova相手に3時間近くの激戦となり、その後のミックスダブルスでもフルセットにもつれ、記者会見が終わったのが11時過ぎ。ロッカールームの隣のトレーナールームにてアイスバスに入る予定でしたが、時間も遅く道が暗い中掃除が終了し滑りやすくなった廊下で転倒し、肘を打ち頭を強く地面に強打したそうです。今季絶不調に加え、フェドカップでの握手拒否で騒動となりConnorsをコーチに迎えるなど、試行錯誤の中で復活の兆しが見えた中でのこの悲劇。タイミングは最悪ですが、すぐに復帰できると良いですね。
男子の棄権は、30度を超える気温と多湿なニューヨークの天気による熱中症もいますが、やはりツアーが過密になり選手のレベルも上がり試合時間が増えていますから、このシーズン終盤のGSでは多かれ少なかれどの選手も故障を抱えているもの。そんな中での怪我による棄権も多いですね。Federerはリタイアの数に驚いているとコメントしましたが、暑さは言い訳にはならないとしています。何度もこの地に来ているし皆それぞれ準備をしているだろうからとコメントしています。ただ不思議なのが、WTAはヒートポリシーを持っており、ファイナルセット前に10分の休憩が認められていますが、男子にはありません。Wawrinkaもこの違いに疑問を呈していますし、これは今後論争になるでしょう。男子は5セットですし、なおさら過酷な状況にありますからね。
今大会絶好調のFederer、全てストレート勝ちで試合もほぼ1時間半以内に終わり、家族でニューヨークを観光する余裕もあり、町中での写真がメディアに上げられています。下の双子の男の子達ももう2歳ですっかり大きくなりました。
新たな戦術がかなり功を奏していますが、相手のサーブをサービスラインのすぐ近くから跳ね際を叩きネットに詰めてポイントする場面が見受けられます。前哨戦のマスターズの練習中に時差ボケで調子が悪いので、早く終わらせたくてリターンを前で叩いていたらコーチらに試合でやってみたら?と提案されたのをきっかけに出来たそうです。キャリアの終盤でこれだけ大胆な戦術が生まれるものなんですね。ラケットを大きくした事でバックのフレームショットが減り、バックでも攻めやすくなったことも復調の要因だそうです。今大会の勝ち上がりは素晴らしいですから期待したいですね。
NadalはFogniniに敗れました。Nadalは10年振りにGSシーズン無冠に終わりました。10年間どこかのGSで優勝していたという記録も恐ろしいですが。。。ちなみにNadalが最初の2セットを取った時は151勝0敗、初めて2セットアップからの負けとなりました。Fogniniはハードコートでトップ10の選手を破るのは初めてです。
実は今大会勝ち上がりで怒ってラケットを壊しすぎて、Nadal戦の前にFogniniに残ったラケットは3本のみだそうです。試合中は2本張替えに出したそうですね。ラケット3本て試合に出ていた頃の僕と変わらないですからね、2本試合中に切れた時は不安になりましたが、彼の驚異的なメンタル(というか開き直りと細かいことは気にしない)だと関係ないのでしょうね(笑)。
もう一つこぼれ話は、Verdascoなのですが、なんと試合中に違うモデルのラケットに変えたそうです。映像とニュースがないので何に変えたか分かりませんが、ガットのテンションで調整するのは当然ですが、違うモデルを使うというのは初めて聞きました。
2週目に入り女子は準々決勝に突入し、SerenaとVenusは27度目の姉妹対決が実現します。アメリカンドリームの象徴であるこの2人の対決は決勝だと視聴率は一気に跳ね上がるそうですね。今年のWimbledonでも当たっていますが、キャリア晩年でまだこの2人が女子テニス界のトレンドでいるのは間違いないようです。
それでは今週はこの辺で。
ほいだらの。
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