Experience KANSAI
関西の魅力を世界に
2018年4月30日掲載
関西では、大阪、京都などが外国人旅行者の定番の観光地となっています。が、あまり知られていない隠れた魅力が関西には数多くあります。
そんな関西の魅力を伝えるべく、Experience KANSAIというイベントが Prahran Market にて開催されました。
マーケットという場所柄もあり、平日の昼間にもかかわらず200人を超える外国人の方々が訪れていました。
昨年12月にカンタス航空が大阪-シドニー線を開設し、より関西へ足を踏み入れやすくなりました。
この機会に、まずは外国人の方に関西というものを知ってもらおうという趣旨で行われたものです。
本イベントでは多種多様なパンフレットブースや関西地域の特産物から作られた料理の試食、関西のお酒の試飲など様々な試みが行われていました。
置かれていたパンフレットは、交通、Wi-Fi、医療、グルメ、ホテルなど旅行者に必要な情報がほぼ全て網羅されており、写真や絵を多く使用するなど関西初心者でも分かりやすいよう工夫されていました。
さらに、パンフレットブースには、京阪、阪神阪急をはじめとする鉄道会社の方が日本から来られ直接お話されるなど、コミュニケーションを取りながら関西を発信していくことで、より外国人の関心を引いていたように感じられました。
試食コーナーでは、和歌山の梅酒につけられたトマトやすだちの酢の物など、地域の特産物を上手く利用したアレンジが加えられており、何回も食べに来られる外国人の方も多く見受けられるほど好評だったようです。
訪れていた外国人の方に関西の印象について尋ねてみたところ、大半の方が関西は大阪、京都しか知らなかったが、今回のイベントを通して他にも惹かれた場所が多くあり、ぜひ行ってみたいとおっしゃっていました。
関西には日本人でさえも気付いていない穴場が多くあります。現在では交通の便の後押しもあり、世界各国から関西へより容易に足を運ぶことが出来ます。
同日夜には、在メルボルン総領事公邸に場所を替え、旅行関係や日本と関連の深い組織・企業に向けてのイベントが開催されました。松永一義総領事のオープニング挨拶に続いては、Catherine Taylor 元在大阪オーストラリア総領事が関西の素晴しさを日本語でアピールされました。
招待客たちは、たこ焼きや抹茶、関西各地の地酒に舌鼓をうちながら、プレゼンテーションや各ブースの説明に聞き入っていました。
今回のイベントが、メルボルンと関西との友好関係の発展に一役買うことは間違いないでしょう。
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