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ワトゥルの風part2

一学期を終えて

学校長  美谷添久男

 児童生徒たちにとって大きな事故もなく、1学期73日間の学習を無事終えることができました。本校の運営委員会ならびに保護者の皆様にはメル校教育の経営に積極的に関わっていただき、多くのご支援ご協力を賜りましたことを心から感謝を申し上げます。また5月より、9月のメル校デーに向けて、実行委員会を中心に準備を進めていただいております。メル校の教育を積極的に支えていただいていることを強く感じております。児童生徒も感動をもって終えられるように、一所懸命準備を進めているところです。
さて、終業式においては、今学期の学習成果を29枚のプレゼン映像を見ながら、子どもたちとともに確認したところです。視点は4月の保護者総会において、「メル校の教育」についてお話しさせていただきました重点課題に沿った下記の3点です。
・重点課題① 生きる力としての学力の向上・・・・・・進んで学ぶ子
・重点課題② 温かい人間関係づくりと自治的な実践力の向上・・・・・・思いやりのある子
・重点課題③ 目標をもち、集中して取り組む生活姿勢づくり・・・・・・強い意志でやりぬく子
 重点課題①について
 1学期中、毎時間集中した授業が展開されていました。特に感心するのはその学び方です。中学生では、自分の発言に対しての根拠を明確にして話していることです。過去に学んだことを活かして意見を述べたり、書かれている文章を手掛かりに考えたりして、質の高い学習が展開されていました。知識や技能の定着と共に、見方や考え方に大きな成長を感じました。また、小学部においても、できるまでひたむきに挑戦する姿や互いに教えあう姿を通してみんなで高まっていこうとする学習姿勢は立派でした。
重点課題②について
 プレップから中学3年生までの仲間が、毎日楽しく、生き生きと過ごすことができました。この写真のように、プレップやG1の子たちも、次の人たちが気持ちよく使えるようにと後片付けをしている姿をいくつかの場面で見ることができました。メル校では、異年齢が一緒になって活動することが多く、上級生としての自覚ある行動は下級生の姿となって現れています。また、児童生徒会活動や行事等における活動内容の工夫や当日の運営方法の指示など、学年や場に応じて適切に対処できるまでになってきました。仲間を大切に、互いに高まろうとする生活姿勢を随所で見ることができました。
重点課題③について
 4月、進級とともに一人ひとりの掲げた目標がありました。一輪車、縄跳び、鉄棒など練習を重ねて目標を達成できた子もいました。英語検定でもレベルアップが図れた子もいました。また、掃除にひたむきに取り組んでいる子もありました。掲げた目標はみんな違っていても、できるまでねばり強く取り組んでいる姿はとても美しく、達成できたときの子どもの笑顔には感動します。でも、一人ひとりがめざした目標には、すべて到達できたわけではありませんでした。100%克服することは難しかったようです。今後も、小さな課題を一つ一つクリアしていくことで自信をもたせ、あらたな課題に挑戦できる力をつけていかなければならないことを感じました。
来学期も、児童生徒が一層飛躍できるように職員一同、『誠意と情熱』をもって挑んでまいりたいと思います。各ご家庭におきましては、充実した冬休みをお過ごしいただき、来学期また元気に子どもたちの笑顔に出会えることをお祈りして、今学期最後の学校だよりとさせていただきます。
 

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