”Acclaim” 5th Anniversary party at Saint cloud
メルボルンのパーティはこうでなくちゃ。
2010年12月21日掲載
ストリート系ファッション雑誌"ACCLAIM"の創刊5周年記念パーティが、12月18日土曜日、Fitzroyにて催された。
業界関係者のみならず、ストリート系の遊びを愛するボーダー達や、自転車のカスタマイズに夢中なバイカーをも全て受け入れてしまう度量の広さが、そのパーティにはあった。
“Acclaim”
冒頭から刺激に満ちた写真が誌面を飾る。とにかくカッコイイ。自分ひとりでは見つけ出すのは困難だっただろう個性的なアイテムや、イベント等の情報満載。商業的な所が見られない、クリエイティビティに溢れた雑誌だ。
日本のパブリッシングシーンにて、「egg」「smart girl」等を創刊した、写真家のヤスマサ・ヨネハラさんの作品が巻末を飾っているのも興味深い。
会場は、自転車とファッションのコラボをコンセプトとしたSaint Cloudショップの裏のスペース。
店内で販売されているTシャツを着ての参加者や、自慢のバイクで乗りつけ、ヘルメットを片手に楽しんでいるピスト・ライダーも多く見られた。
ショップオーナーのNickや、雑誌ディレクターのAndrewが手ずからカクテルをサーブしてくれるこの距離感は、メルボルンならでは。
アパレル、パブリッシング、サイクルビジネス。あらゆる業種のクリエイターたちがこの場を借りてコネクションを得、会話の環がみるみる内に広がってゆく。そんな躍動感とリラックスしたパーティムードとの融合が最高に心地良い。
ACCLAIMのコンセプトを、Managing DirectorであるAndrewが語ってくれた。
「私たちが好きなものだけを詰め込んだんだ。それをみんなに好きになってもらえたら、最高にハッピー!」
当初は読者受けを考え試行錯誤したけれど、最後には自分たちが最高と思えるものだけ選んで作る事を選んだ。その英断が、この成功を生んでいるのだろう。メルボルンという都市で一番大切なのは、自分らしさの尊重なのかもしれない。
Saint Cloud オーナーのNickと、以前インタビューさせて頂いたLICの友貴さん
日本とNYを拠点にしている、カスタムメイドの自転車ブランドKINFOLKのオーナJohnさん。
中目黒で同ブランド名のバーも経営しているとか。GFのモモさんと。
好評の為、来年の三月頃に再びイベントを予定しているそう。
今回はSaint Cloudにて店内のアイテムを購入するか、キャッシャー脇に置いてあるAcclaimの購入(書籍の高いAUSで、わずか$10!) がパーティ入場証となった。サーブされるビールとサングリアは飲み放題、出来立てアボカドビーフバーガーも振舞うという徹底したホスト精神!
モデルもかくやと言うイケメルたちもちらほら見られるパーティ。
次回の開催が早くも待ち遠しいパーティに今後も目が離せない。
記者:武内 奈苗
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