「ガンバレ日本」 by フェラーリ
真っ赤なマシンに刻まれたメッセージ
息をするのも緊張する…そんな表現がピッタリな空間だった。
F1今季開幕戦のアルバート・パーク。第2日(26日)、GO豪メルボルンはフェラーリの取材でピット内に入れてもらった。取材とはいえ超レアな体験で、さすがに緊張が走る。
スタッフに招き入れられ、一歩ピット内に足を踏み入れた瞬間、空気が一変。慌ただしく動き回るスタッフ、真剣な面持ちでマシンを手入れするメカニックの面々。小さな部屋で何人もの男たちが真剣な眼差しで忙しくミーティングをしている。世界最高峰の夢やロマンを追い続ける現場に遭遇し、なぜか涙が出そうになるぐらい感動した。
ヘッドフォンとマイクを付けながら縦横無尽に仕事をするメンバーの中で誰一人として私語や余計な雑談をする者はいない。「だっていつ、どこで誰かが盗聴しているかも知れないだろ?たったひとつの情報や言葉で大きくレースが変わるんだ」との弁。まさに真剣勝負。
「ピリピリした空気」と表現することがあるが、まさにこの空間、この雰囲気だ。CIAやNASAの機密事項を扱っているかのような緊迫感。
そして今回、真っ赤なマシンのボディ先端には「ガンバレ日本」というメッセージがしっかり刻まれていた。再び昇りつめるライジング・サン…日本の未来に希望を宿したい。最後に案内してくれたスタッフは無言でウィンクしながら固い握手をしてくれた。
大事なレース前に10分にもわたって我々をピットに入れてくれたフェラーリチームに心より感謝を述べたい。
Grazie!!
コメント- えんこなおい (2011-03-28)
- これは嬉しいサポートですね!本当にいろいろな人たちの暖かい心が嬉しいですね。僕達もメルボルンからできる事をやっていこうと思っています。
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