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『1/4の奇跡 ~本当のことだから~』上映会

障がいのあるこどもたちとの奇跡を追ったドキュメンタリー上映会レポ

2010年2月25日掲載

 

ドキュメンタリー映画『1/4の奇跡~本当のことだから~』の上映会が2月13日土曜日、シティ近くのコーフィールドの会場で2回に分けて行われた。当日会場にはおよそ150人、客席を埋め尽くすたくさんの人が観賞しに来ていた。

登場するのは石川県の養護学校で働く「かっこちゃん」と学校の子どもたち。彼らには計り知れない能力がある、と力強く語るかっこちゃん。子どもたちとの触れ合いを通じて、彼らの能力と大きな宇宙の力に共通点を見つける。それは、ペルーの遺跡やインカの遺物の謎の解決にまで迫る。また、障がい者の存在が人口滅亡から救ったという事実を科学の面からも証明している。

これは単なる感動ドキュメンタリーではない。これから世界を見る目が変わる、本当のドキュメンタリーである。
この映画が訴えかけるメッセージはたくさんある。だからこそ言葉で言い尽くせないし、簡単に一言で終わらせたくない。そう思わせる映画であった。

子どもたちの感受性の豊かさはずば抜けている。私だったら、同じものを見て彼らのように感じるだろうか。この世にあるもの全ては意味があって存在している。そこに「ある」ということ、ただそれだけで人の心を動かす力がある。この映画を見て感動できるのも、目がきれいな絵を映し続けてくれるからだ。感謝しなければいけないと感じた。
 
子ども連れのお客さんが多いなか、みんなの目は真剣だった。映画終了後、会場からは拍手が起こり、観た方からぜひ他の人にもこの映画を見てほしいという声を聞いた。

ちなみにこの『1/4の奇跡』の続編映画『宇宙(そら)の約束』も、今後メルボルンでの上映を検討中だそうだ。今回の映画を見た人も見なかった人も見逃せない。

 

作品データ

■ドキュメンタリー 100分  
■完成 2007年2月11日
■監督 入江富美子
■主な出演者
   山元加津子、阪根博、村上和雄、昇幹夫
■制作 ひとさじの砂糖ムーブメント/E・Eプロジェクト 
 

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