インタビューinterview

観光・楽しむentertain

パワーポップバンド The Wellingtons インタビュー

日本人メンバーを迎え、さらにパワーアップしたバンド登場!

2010年3月11日掲載

 

 

【プロフィール】
The Wellingtons
メルボルンを拠点に活躍するポップ&ロックバンド。メンバーはZac(vocals & guitars)、Kate(bass & vocals)、Koji(guitar)、Toshi(keys)、Gustav(drum)の5人。オーストラリアでのCDリリースのほか、ライブハウスでの演奏を中心に、UKやスペイン、日本でもCDリリースおよび、ライブツアーも精力的に行っている。


インタビュアー:大喜多 良美、石井 由起


--メンバーそれぞれの自己紹介と担当を教えてください

Toshi:Hi! トシです。キーボード担当です。

Zac:「(日本語で)こんにちは!」 ザックです。The Wellingtonsでギターとボーカルを担当しています。

Kate:Hi! ケイトです。ベースギターを弾いています。

Koji: コウジです。The Wellingtonsのギターを担当しています。歌もちょっと歌っていますよ。

 

 

(写真左)Koji
(写真右)Kate


--The Wellingotnsはどんな音楽をプレーしていますか?

Zac:ハッピーで、キャッチーなポップ・ミュージックです。僕たちの音楽がクラブやダンス・シーンで、歌ったり、楽しく過ごしたりするのに向いているといいなって思うよ。

Kate:♪♪♪(クラブ・ミュージックっぽいベース音を口ずさんで)、こんな感じ! でも全くこんな感じじゃないのよ
(笑)


--どのようにしてお互いを知りあったのですか?

Kate:そうねぇ…。

Zac:コミュニティのラジオで、以前所属していたバンドとしてインタビューを受けたときに、そのバンドの新メンバーとして募集の告知をしたんだ。そしてKateがバンドメンバーになりたいって連絡をくれて、友達になったんだよ。
その後、僕たちは新しいバンドをスタートすることに決めて、また新メンバーの募集をしたんだ。

Kate:メンバー募集に応募してきたのが日本人のKojiで、一緒にバンドをやることにしたのよね。Toshiは友達のバンドでプレイしていて、私達のバンドもたまに見に来てくれていたの。他にもキーボード奏者のオーディションはしたんだけど、Toshiがバンドに合っていると思ったし、彼はcoolだと思ったの。

Toshi:一緒にパーティに行ったりして楽しかったんだ。

Zac:ウォッカを飲んだりしたよね(笑)。

Toshi:その時、ちょうどキーボード担当の人がバンドを辞めることが決まっていたから「僕が弾くよ。」って言ったんだ。でもそのときまで全然キーボードは弾いたことがなかったけど…。それが2009年中旬だったね。

Kate:Toshiはすごくよくやってくれているけれど、どんな音のスタイルを持ってるのかまだ分からないのよね(笑)。

 

 

(写真左)Zac
(写真右)Toshi

 

--‘The Wellingtons(ザ・ウェリントンズ)’という名前の由来は何ですか?

Zac:実は特別な意味はないんだ。ツマンナイ名前ではなく、何かカッコいい名前にしたかったんだ。いろいろ調べたたら、古いイギリス英語に“gumboots”という単語があったんだ。現代のウェリントン・ブーツ(※)のことなんだけど。
でも“Wellingtons”という言葉にピンとこなくても、“Wellingtons”という言葉からが音楽バンドや僕たちの音楽を連想できて、できれば“Wellingtons”というのが良いバンド、良い音楽をやっていると思ってもらえたらいいよね!


--オーストラリアでももちろんのこと、ヨーロッパでも人気がありますが、どうしてだと思いますか?

Toshi:特にスペインで人気だけど、どうしてかな?

Koji:スペインの人々はハッピーでポップな音楽が好きだし、音楽を聴いたり、ダンスしたりするのが好きだからかな? それにパーティが大好きだよね。


--日本でもCDをリリースされていますよね?

Kate:はい、3枚出しています。日本でも2回ライブをやったことがありますよ。


--ライブはどのくらいされていますか?

Koji:月に2、3回ほどやっているよね?

Kate:そうね。でも最近まで音楽三昧だったので、ちょっとだけ休みを取る予定なの。

Zac:ときどき海外でライブツアーを行うと、ハードなスケジュールなので結構疲れることもあるんだよね。前回のツアーでは40日間で約35回もライブをしたんだ。1日休みがあっても、たとえば日本からUK、UKからスペインといった飛行機などの移動でつぶれてしまうことも多いしね。だからたくさんライブをやるときもあるし、時々は休みを取っているんだよ。

 

 

(写真左)当日はドラマーのGustavがお休みでした。


--ライブ情報はどこでチェックしたらいいですか?

Katemyspaceね!

Zac:そうだね、myspaceが一番いいよ。新曲やライブ情報もアップしているし、時々はアルバム製作中のデモもアップしたりしているよ。そして是非Facebookの‘friends’になって、ファンにもなってください。僕たちはみんなに会いたいし、話がしたいんだ。


--The Wellingtonsの夢は何ですか?

Zac:朝早く起きて、すべてを忘れて音楽をずっとやっていたいよね。CDもたくさんプロデュースしたいし、大好きなアーティストと一緒にやってみたいし、できたらバンドのために大きな家を購入したい。お金のために働くのではなくて、そんなことも忘れて音楽に没頭できたらいいよね。
さらに音楽がこれからも尊重されて、好感をもたれていてほしいと思うよ。最高のバンドでいるってことはgreatなことだよね。ずっと働くのは本当にタフだけど…。

Toshi:できる限り音楽は続けていきたいし、音楽を通して多くの経験も積みたいです。

Kate & Koji:みんなと同じです。


--GO 豪メルボルンをご覧の方へメッセージをお願いします。

Kate:Hi! インタビューを読んでくれてありがとう。みんなが音楽好きでありますように。

Zac:チャンスがあれば、‘GO 豪メルボルン’を見るね! ヨシミが‘グレート’に書いてくれたインタビュー を読むよ!


--どうもありがとうございました。

Zac:「(日本語で)どういたしまして!」


※ウェリントン・ブーツ
 通例Wellingtonsと表記される。全面が膝の上までくるゴム長靴のこと。


■The Wellingtons最新アルバム【Heading North for the Winter】 1st Single 『Come Undone



The Wellingtons Myspace
URL: http://www.myspace.com/thewellingtonsmusic
 

Kojiによる音楽情報コラム【Just Australia】はこちら

 

 

 ライブ前の貴重な時間をいただいてインタビューをさせていただきました。とにかく明るくて笑いの絶えないバンドメンバーで、写真撮影時にはひょうきんな一面も垣間見られました。英語に自信がなくてちょっと心配でしたが「大丈夫よ!」とKateに励まされ、日本語で話しかけてきてくれるなど緊張をほぐしてくれました。

 ZacはWeezerやElvis Costelloなどが好きとのこと。「これからももっとポップな曲をやりたい!」と意気込みばっちりでした! Kateはチャーミングな女の子といった雰囲気を持っていますが、ベースを弾く姿は女の私も惹かれるしまうほどカッコイイ! Kojiは落ち着きがあり、ギターを持ってもクールな印象でした。Toshiはキーボード経験が本当になかったのかと思わせるほどで、スゴイ!

 

 

(写真)ライブはいつも全力!パワフル!!

 当日はライブにも招待いただきました。楽屋がないバーで出番を待つ時間は緊迫していると思いきや、今まで何百本ものライブをこなしてきたのもあり、カウチに座ってリラックスするほどに余裕がある雰囲気でした。

 CDで聞くよりも生演奏の方が断然イイ!!と思わせてくれたバンドで、全力で歌い、プレーする姿にファンになってしまいました。

 今回はインタビューにもドラマーのGustavがお休みで、ピンチヒッター(前The Wellingtonsドラマー)が演奏に参加。またライブに行く機会があれば行ってみたいです。The Wellingtonsのみなさん、素敵な時間をどうもありがとうございました!

関連記事

最新記事