オリンピック直前!ロンドン現地レポート
冬のメルボルンを離れて初夏のロンドンへ。オリンピック直前の街は?
7月27日開幕の2012年オリンピックまであと1週間程となりました。この度私は、その4年に一度のスポーツの祭典に備えるロンドンの街を訪れてきました。
パリからユーロスターにてロンドン入りをしたのですが、車窓から見えたドーバー海峡トンネルの入り口とユーロスターの終着駅のセントパンクラス駅にどでかい五輪のマークが。「ロンドンでオリンピックが行われるぞ!」という気合いを感じます。
とはいえ実際に街に出てみると、意外にもオリンピック一色という感じでもありませんでした。私の滞在していた7月初旬はヨーロッパサッカーの祭典Euro2012とウィンブルドンテニスの開催期間中ということもあってか、オリンピックはまだまだといったとこだったのでしょうか? はたまた、「我々英国人はオリンピックは開催するが、浮かれたりはしない」というプライドだったりもするかもしれません。(始まったら絶対盛り上がるんですが)
しかしながら街の所々にオリンピックの香りがちらほら。
目をひくのが、ロンドンの中心地ピカデリーサーカスからのびるリージェントストリートに万国旗が並んでいました。
156カ国の旗が、ロンドンのショッピング街に騒然と掲げられている様子は、これから始まる世界トップアスリートの激戦を予感させます。
http://www.tntmagazine.com/news/london/olympic-flags-of-156-nations-go-up-in-londons-regent-street
また地下鉄tubeに乗ると通常の地下鉄駅名と併記してピンク色のオリンピックのロゴがついたサインが追加されており、これを目印にたどっていけばお目当ての会場にたどり着けるよう!目印はピンクのサインです!
また地下鉄のイベントとしてtubeの駅がアスリートの名前にも置き換えられるようで、361のアスリートの名前が登録されているとのこと。中にはKosuke Kitajima駅なる名前も!他にも有名選手が登録されているので、私のようなスポーツand鉄道マニアはチェックしてみては?(そんなにいないか、この組み合わせ)
http://shop.tfl.gov.uk/design-collections/Underground-Olympic-Legends-Map.html
さて特に、私の旅のハイライトとなったウィンブルドンテニス会場のオールイングランドローンテニスアンドクローケクラブ(AELTC)。ここはオリンピックのテニス会場ともなる伝統的な芝のコートのテニスクラブです。
通常は毎年初夏の大会期間中しか使用しないというなんとも贅沢なテニスコートですが、今年はトーナメントで傷んだ芝生を3週間で急ピッチに張り替えてオリンピックに備えるそう。天然芝を即張り替えるという神業をみせてくれるそうです。
普段はテニス選手には伝統的な純白のウェアを着ることを規定としている会場ですが、オリンピック期間中は例外。各国の色とりどりのウェアをウィンブルドンの美しい芝生のコートとのコラボレーションは、今回が最初で最後かも。必見です。
先のウィンブルドンテニス男子は7度目のタイトルという歴史的な偉業を成し遂げたロジャー・フェデラーが、76年ぶりの英国人決勝進出というこれまた歴史的な男、アンディ・マレーを下しました。
女子ではセレナ・ウィリアムスが怪我から肺塞栓症と命に関わる病気を克服しての5度目の優勝。男女とも30歳の優勝となり、30代の私たちに「まだまだやれるぞ!」という勇気を与えてくれた2012年大会のフィナーレでした。
http://www.wimbledon.com/en_GB/news/photos/2012-07-09/201207091341843980937.html
彼らも自国の色のウェアを来てウィンブルドンに戻ってきます。ロンドンまで行ける人も、オリンピックをテレビ観戦される方もテニスの動向をチェックしてみて下さい。
ウィンブルドンセンターコート
ウィンブルドンNo.2コート
19/07/2012
Takuya Yumoto