Logo for afllounge

チア・スクワッド

選手以外で、ゲームに生命を吹きこんでいる役割の人たちをご紹介するこのコラム、第2回目はチア・スクワッド(応援団)。


グラウンドに行くと、すでにゲーム前からゴールポストの真うしろにおそろいのTシャツ・ポロシャツ姿の一団が陣取って、愛するチームの練習ぶりを熱く見つめている。
これがチア・スクワッド。
単に応援団、というよりも「チーム公認」応援団のほうがしっくり来る。
なぜなら、この応援団、それほどチームに大きく関わっているからだ。


AFLのチア・スクワッドの活動(なんて書くと硬いけど)の中で最もユニークで、サッカーやラグビーリーグなどの他のプロのゲームにないものがバナー作り。

「バナー」と聞いてピンとこなくてもチームがグラウンドに出てくるときに全員で破って出てくる横断幕、といえば「あ、あれね」と分かってもらえるだろう。




そこに躍るメッセージも、選手の似顔絵も、すべてオリジナルでチア・スクワッドが手作りしている。

たいていは木曜日の夜、どこかの倉庫か大きなガレージにメンバーが集まり、テープやビニールシート、紙などを駆使して3時間から4時間がかりで完成。

グランドに運ぶのも、選手が出てくる前にセッティングするのも、すべてチア・スクワッドの仕事。




 
しかしバナーの寿命そのものは試合前のほんの15分だ。


それでも試合開始寸前の、観客の興奮度の高まりに応えるように、高さ約4メートル、幅約10メートルのバナーがするするとグラウンドに立ち上がる瞬間を思い浮かべてほしい。

観客席の底からわきあがってくるような拍手、バナーに書かれたチームへのメッセージ、記念ゲームを迎えた選手への賞賛のコピーが読み取れると、さらに湧き上がる歓声。
チア・スクワッドにいたことがあるという知人から
「この瞬間のためにやってた感じ。作るのも楽しかったけど」
と聞いたことがある。


試合が始まったらもちろん声援、掛け声、チームソング、応援は休みなく続く。





 
チア・スクワッドへの参加条件は電話1本で大歓迎から「活動規定」に署名が必要なチームまでと、意外なほどまちまちだが、チームを愛していること、という条件は同じ。

前述の知人によると、選手たちも近くで見られることも多く、同志の友だちもできて、とにかく楽しいそうだ。



====================================================================

プロフィール
現役時代のMatthew Lloydに詰め寄られても、Catsのコーチ時代のMark Thompsonに「Do you like Cats?」と聞かれても宗旨替えしなかったDemonsファン。これまで最高のフッティ・モーメントはRon Barrasi大先生とグラウンドで談笑している姿がチャンネル9の夕方6時のニュースに流れたことと、Brett Kirkに「Thank you for supporting our game」とささやかれたこと。



コメント

関連記事

最新記事

カレンダー

<  2026-10  >
日月火水木金土
        01 02 03
04 05 06 07 08 09 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

プロフィール

ご存知でしたか? 日本でもAFLをプレーしている若者たちがいるんです! AFLをこよなく愛する日本AFL『JAFL』のスタッフと在メルボルンの日本人Footy Loversがお届けするコラム、フッティー初心者の方も、長年応援するクラブを持つ熱烈なサポーターの方も、お気軽にお立ち寄りください。 www.jafl.org

記事一覧

マイカテゴリー