女子テニス下部ツアーも開催されます!
Bendigoで2大会行われます!
男子ツアーのMelbourne Challengerと同じ週に開催される女子下部ツアー、Bendigo $50000 #1(以下、Bendigo #1)。現在の女子ツアーは、Grand Slam、Premier Mandatory 、Premier 5、Premier、International、WTA 125、ITF下部ツアー($1000、$25000、$50000、$75000、$100000)となっており、今回ITF下部ツアーの$50000がBendigoで2回行われる。同カテゴリ・同会場だが、別の2大会が2週に渡って行われる。この大会は会場の都合上、Bendigoで違う大会として2週行われるが、来年以降は1週目がAdelaideで行われ2週目がBendigoで行われる予定だ。
大会名通りBendigoで行われるためV-Lineもしくは車でのアクセスとなる。しかしV-LineはSouthern CrossからBendigoまで約2時間かかり、駅から会場へは2.5kmとなっているためタクシーを使う事になるだろう。そうなると結構な費用がかかってしまうため、車で行くのが無難だろう。
今大会もMelbourne Challenger同様、本戦32ドロー、本戦ストレートイン24本、予選4本、ワイルドカード4本となっている。出場選手は以下のとおり。
選手名 | 出身国 | 世界ランキング(9月30日付) |
Kurumi Nara | 日本 | 87 |
Ashleigh Barty | オーストラリア | 129 |
Olivia Rogowska | オーストラリア | 157 |
Ons Jabeur | チュニジア | 162 |
Samantha Murray | イギリス | 166 |
Casey Dellacqua | オーストラリア | 167 |
Olga Savchu | ウクライナ | 169 |
Erika Sema | 日本 | 172 |
Irina Falconi | アメリカ | 184 |
Melanie Klaffner | オーストラリア | 185 |
Sachie Ishizu | 日本 | 207 |
Yurika Sema | 日本 | 213 |
Eri Hozumi | 日本 | 221 |
Arina Rodionova | オーストラリア | 228 |
Diana Marcinkevica | ラトビア | 234 |
Irena Pavlovic | フランス | 245 |
Varatchaya Wongteanchai | タイ | 249 |
Noppawan Lertcheewakarn | タイ | 258 |
Monique Adamczak | オーストラリア | 261 |
Anett Kontaveit | エストニア | 266 |
Miharu Imanishi | 日本 | 275 |
Sacha Jones | オーストラリア | 279 |
Misa Eguchi | 日本 | 287 |
Zuzana Zlochova | スロバキア | 294 |
以上の通り24人中7人が日本人となっており、奈良くるみ、瀬間詠里花、石津幸恵、瀬間友里加、穂積絵莉 、今西美晴、江口美紗となっている。7人を簡単に振り返っていこう。
奈良くるみ:
US OPENで予選を勝ち上がり初出場を決めると、2回戦では第19シードのSorana Cirsteaを破る金星を上げ、3回戦に進出。大会後自己最高の78位までランキングを上げ、現在のランキングでは来年のAustralian Open本戦ストレートインは可能だが、ランキング維持が必須となる。
瀬間詠里花:
フランス人と日本人のハーフで、2歳上の姉瀬間友里加と共に姉妹でテニス選手として活躍している。2011年からGrand Slam予選に挑戦しているが本戦出場は未だにない。ViViのアスリートモデルとしても活躍中。
公式ブログ:http://ameblo.jp/sema-erika/
石津幸恵:
1992年生まれの21歳。2010年のWimbledon Jr.では決勝に進出しフルセットの末敗れたが、1969年に優勝した沢松和子以来となる日本人決勝進出を果たした。ITF下部ツアーではすでに8勝(今季2勝)しており、$50,000での優勝経験も有り。現在は拠点をアメリカに移している。
公式ホームページ:http://www.ishizu-sachie.com/index.html
瀬間友里加:
先ほど紹介した、瀬間詠里花の2歳上の姉である。2007年からGrand Slam予選に出場しており、2009年にはUS OPENでGrand Slamデビューを果たした。
公式ブログ:http://ameblo.jp/sema-yurika/
穂積絵利:
1994年生まれの19歳。2011年のAustralian Oen Jr.のダブルスにて準優勝をしている。杉山愛が理事を務めるテニスクラブを拠点としており、2009年から杉山の母である杉山芙沙子をコーチとしてツアーを転戦。今季は$25000で初のITFタイトルを獲得。
今西美晴:
1992年生まれの21歳、今季は$25000で優勝しておりランキングを上げGrand Slam予選への出場権を狙っている。
江口美紗:
1992年生まれの21歳、昨年のAustralian Open予選に出場しており、覚えている方もいるのではないだろうか?力強いストロークを武器にツアーに参戦。Grand Slam予選定着、後に本戦出場を狙い日々トレーニング中である。
その他の選手ではオーストラリアのAshleigh Bartyに注目したい。
2011年のWimbledon Jr.で優勝後プロ転向した若干17歳の選手だが、今季はFrench Openを除いて全てのGrand Slamの女子ダブルスで、今大会にも出場するDellacquaとペアを組み決勝進出した才能豊かな選手である。ダブルスランキングは現在13位。シングルスでも結果を残しておりFrench Open、US OPENでは2回戦に進出している。
男子ツアーと同じ週になってしまうのが非常に残念だが、こちらの大会の出場選手のレベルも高い。これを機会にAustralian Open並びに予選に出場する選手に目をつけておくと、来年1月の楽しみが増えることだろう。
写真・文:Raito Hino
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