Logo for afllounge

グランドファイナルは「f●●k」で「S●●t」

ノリカのやっぱり犬が好き♥

第4回:グランドファイナルは「f●●k」で「S●●t」


文:ノリカ

 

こんにちは、ノリカです。
グランド・ファイナルですねえ。
 
カードは、スワンズーホーソン、と。
ハデなチーム同士、と。
いいじゃないですか。楽しそうで、ねえ。
街中大騒ぎ。いえーい。
 
…って、もうほんと興味ないです 笑
だって、ドギーズのシーズン終わっちゃったし。
 
 
ただこのシーズン、ドギーズがファイナルに残ってるか残ってないかに関わらず、思い入れの深い季節ではあります。
 
 
娘が生まれたのが、9年前のグランド・ファイナルの翌日だったんですわ。
 
 
予定日を2週間すぎても、出てくる気配を一向に見せないお腹の中の物体X。

風船ようかんみたいに膨らんで、針で突いたらぺろりと中身が出てきそう、もしくはぷしゅしゅしゅしゅしゅ~!っと空の彼方へ飛んで行くかのように見える、 自分の体の一部とは思えないような巨大な腹をさすりながら、「早く出てこい~早く出てこい~」とテレパシーを送っていた当時。



私はフッティーのフの字も知りませんでした。
ドギーズのドの字の点てんすら、知りません。
当然、グランドファイナルにもまったく興味なし。
 
 
9年前のGF、9月27日。
 
この季節のメルボルンらしく、日中、強風がぶんぶん吹いていました。

強風にもかかわらず、何を思ったかオージーの旦那、
 
「庭のこの大木、邪魔だから切り倒そう!」

と言い出し、どこで借りてきたか電ノコでぶい~ん、と切り始める。
私は風船のような腹をかかえて、横で眺める。

5~6メートルの木が傾き始めたところで、
「あ、あそこに電線あるけど、あれに倒れかかったらちょっとマズいね、あはは」
と話していると、隣のアフリカ人が覗きに出て来た。

旦那と傾いた木と、電線と、でかい腹の私を交互に見比べながら、
「that's....dangerous....」
と首を振り振り帰っていく。
 
 
大木は結局、電線にもひっかからず私の腹を直撃するでもなく、無事、倒れたんですが、やはりこれがいささか刺激的だったのか。

深夜12時。

お腹の中で、
 
「ポンポンッ」
 
と何かが2回弾け、待ちに待った陣痛のスタート。
(すいませんねえ、うら若きJAFLの皆様、何か赤裸々な話で…まさかJAFLのサイト見てて、「じんつう」なんて言葉を目にするとは思ってもいなかったでしょう)
 
 
この瞬間から、私とAFLの長く微妙な関係がスタートした…というと過言ではありますが、まああながち嘘ではない。


どういうことかって?
 
陣痛始まったんでタクシー呼ぼうと旦那、電話をかける。


「何? タクシー全部出払ってて1台もない? え? グランドファイナルだから?
いや、うちの嫁、産気づいて生まれそうなんだけど」
 
「そんなこと言われたってないものはない」
とタクシー会社のおばちゃん。



S●●t, f●●kを繰り返して受話器を叩きつける旦那、痛くてウロウロ部屋を歩き回る私。



タクシー会社何社かかけまくったあとで、ようやく1社、親切なゲイのオペレーターが出て
 
「なんですって、赤ちゃんが生まれるの!? まあそれは大変! あなたたちのために1台、なんとかしてあげるわっ」
 
ということでようやく来たのは、すでに陣痛始まって2時間は優に経ったころでした。
 
 
 
 
そう、この時の私にとって、AFLグランドファイナルは

「F●●kで S●●tなイベント」

でしか、なかった、と。
 
 
 
いや、もしかしたらこれからも、そうかもしれませんが。
だって、私が目の黒いうちに、ドギーズがグランドファイナル、行く可能性は…


……
 
 
さて、お腹の中の物体Xは、翌朝7時ちょうどに、この世に生まれ落ちました。
 
まず頭が出てきた時、横で見ていた旦那は
 
「…octopus...」
 
と思ったそうです。
 
 
そんな蛸の子、今日で9歳。
グランドファイナルの夜に「やれ生まれてやるか」と決めた人物だけあって、フッティー大好きっ子です。

もちろん、サポートするチームはドギーズ。
たまにキャッツに浮気もしますが。
 
 
じゃ、今日は娘といっしょに。
 
ゴー、ドギーズ♡

 

去年、娘の通う小学校にマシュー・ボイド(右)とゼフ・スキナー(左)が来ました。
ゼフ、ちょっとコワイね

 

====================================================================
ノリカ・プロフィール

1971 年東京生まれ。メルボルン在住。フリーで物書きをしつつ、日本語書籍専門の古本屋バーニングブックスを経営。家族はオーストラリア人の夫(フッティーにまったく興味なし)、8歳の娘(ドギーズが一番、キャッツは二番目に好きという浮気者)と、6歳の猫。動物は犬より猫が好き。
Web: kiku-kaku.com


====================================================================
ノリカ・プロフィール

1971 年東京生まれ。メルボルン在住。フリーで物書きをしつつ、日本語書籍専門の古本屋バーニングブックスを経営。家族はオーストラリア人の夫(フッティーに まったく興味なし)、8歳の娘(ドギーズが一番、キャッツは二番目に好きという浮気者)と、6歳の猫。動物は犬より猫が好き。
Web: kiku-kaku.com

コメント

以前のコメント

ノリカ   (2012-09-28 22:59:46)
TSさん、ありがとうございます。今度いっしょにドギーズのゲーム見にいきましょう! 
TS   (2012-09-28 12:07:35)
初めてコメントします。 うちはつい2年ちょっと前に移住してきて、まだまだ時間がなくてまともに1ゲーム座ってみたことがない私と、先に引っ越してきてボスに生ゲームをMCGに連れて行かれ見ただんな。 だんなは相当はまって、わけのわからない私は置いてけぼり食らっています。 何が言いたいかといいますと、このコラムで勉強してます。はい。 ゲームに関係あることも、関係あるの?ってこともとにかく楽しめますね。 娘さん、お誕生日楽しめると良いですね! そんなうちの娘ももうすぐ9歳です。関係ないけど。

関連記事

じーぴー

10・25日のお楽しみ! 今回のお題は

最新記事

船旅(16)

ニールが船長に会うと、船長は「リチャードーさんは5時過ぎに来まし.....

船旅(15)

ニールは、重い腰を上げてドアを開けて、刑事たちが部屋に侵入するの.....

船旅(14)

ニールは、ビルを出たところで、携帯で話しながら歩いている男と衝突.....

船旅(13)

「プリンセス号の乗船まで、警護してくださるんですか?」 「二人で.....

船旅(12)

ニールは、「リーさんですか?」と聞くと、相手の男が頷くのを見ると.....

カレンダー

<  2020-09  >
    01 02 03 04 05
06 07 08 09 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

プロフィール

ご存知でしたか? 日本でもAFLをプレーしている若者たちがいるんです! AFLをこよなく愛する日本AFL『JAFL』のスタッフと在メルボルンの日本人Footy Loversがお届けするコラム、フッティー初心者の方も、長年応援するクラブを持つ熱烈なサポーターの方も、お気軽にお立ち寄りください。 www.jafl.org

記事一覧

マイカテゴリー