ロレアル メルボルン ファッション フェスティバル 2011
ファッション好きにはたまらない最新の秋/冬コレクション!
2011年3月21日掲載
毎年恒例のファッション好きにはたまらないメルボルンの ロレアル ファッション フェスティバル (L’Oreal Fashion Festival) が今年も華やかに開催されている。秋/冬の最新コレクションが様々な場所で披露される中、 今年はFrankie Magazineが 提供するロレアル パリス ランウェイ(L’Oreal Paris Runway)6に参加する。多数のファッション関係者+ファッション ラバーが集まり、会場は熱気に溢れていた。
*Frankie Magazineは知ってる人も多いかと思うが、ローカルのアーティストに焦点をあてたデザイン、アート、音楽、ファッション、フォトグラフィーなど幅広くカバーしている雑誌だ。
今回の参加ブランド:Alpha60/ Nevenka/ Karen Walker/ Dhini/ Limedrop/ Gorman/ Kate Sylvester/ Alice McCall
GORMAN:メルボルンでブランド、ビンテージなどをうまくミックスして着こなす女の子を目にすることがあるが、今回はそんな女の子達がテーマ。ジンジャー、マスタード、オレンジなど秋の暖色カラーを存分に混ぜ、そこにユニークなプリント模様、デザインを混ぜる。とても賑やかで見てて楽しい気分になる。
Limedrop:デザイナーは自分の手で触感を確認し、デザインは細部まで把握する。作品は多くの人の手によって念入りに確認されている。今回インスピレーションを受けているものは森林、キャンプファイア、湖。想像してみてほしい。茂み深い山の中を歩く。焚き火がある。ひっそりと存在する冷たい湖には足を少しつけてみる、、、。
Alice McCallコンセプト:小さな頃から持っている童謡の本から受ける感覚に影響を受けたというデザイナー。まずは自分でデザインする時に「自分で着たいか?」「自分で欲しいか?」というのが基本となる。ブランドの名の横には’親近感’を感じる。
Kate Sylvesterコンセプト:Sports, Couture, Sexy, Innocence, Beautiful. この言葉5つが今回のショーを表すという。デンマークの現代版バンパイアの映画「Let the Right One In」や 70’sのアイコン Charlotte Rampling、 Jane Birkenなどにも影響を受けている。少年っぽさが混じるデザインもあれば、どこか影を感じるデザインもありおもしろい。
Karen Walkerコンセプト:日常の何気ないものを美しく惹きたてる写真家William Egglestonに刺激を受ける。普段日常で目にするものをデザイン、色によって特別な物に仕立てる。可愛らしいプリント模様が印象的だ。
DHINIコンセプト:NGVにあるウズベキスタンの衣装に刺激を受けたという。特に刺繍の技術。これによるインスピレーションを下に現代のデザインを合わせた作品を作る。Artisan、Ethnic、Futuristic、Innovative、High-endこの5つがテーマ。
NEVENKAコンセプト:インドのニューデリで多くのArtisans(アート職人)に出会い、彼らの持つ自分のデザインに対する技術、情熱に強く影響を受ける。ボヘミアンラプソディーはメルボルン独特なフェミニンボヘミアンスタイル。
Alpha60コンセプト:模様や色から作品作りに入ることが多く、好きなアート、映画、音楽あらゆることから感じるインスピレーションを大切にしている。今回特に1990ウィーン工房で起こった幾何学模様への審美眼に基づき、シルエット的な幾何学模様に注目をあてている。
場所: Peninsula, Central Pier, Docklands
L’Oreal Melbourne Fashion Festival 2011
http://www.lmff.com.au/
ALICE MCCALL
www.alicemccall.com
ALPHA 60
www.alpha60.com.au
DHINI
www.dhinicouture.com
GORMAN
www.gorman.ws
KATE SYLVESTER
www.katesylvester.com
KAREN WALKER
www.karenwalker.com
LIMEDROP
www.limedrop.com.au
NEVENKA
www.nevenka.com.au
写真・文:兼重貴子 (Written and photographed by Takako Drew)
2011年3月21日掲載
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