子どもと行くメルボルン @Bollygum Park

絵本の世界へ✩

2014年11月7日掲載
 

前回に引き続き、州中部にあるKinglake。
今回はそこに3年前にオープンして以来、人気を集めている公園「Bollygum Park」！

この公園の名前にもなっている「Bollygum」とは、Garry Fleming作で1994年に売上No.1にもなった絵本。
街で暮らしていたポッサムが、ブッシュで他の動物たちに助けられるというお話だそう。
そして、登場するほとんどの動物たちはKinglakeにも住んでいるという共通点もある。

遊具はもちろんそのストーリーに沿ったもの。
すべり台、ブランコ、砂場等はもちろん、動物たちの家や足跡、他にも細部までのこだわりがうかがえ、
カメラを忘れずに持って行きたい。

歴史を少し。
オープンしたのは2011年だが、1998年には既に公園を造ろうというアイデアが生まれ、土地も寄付された。
だが、資金難等により10年以上を費やしての完成となった。
その間、計画に携わってきた地元ボランティアの人々のフラストレーションは想像に容易く、またその間には
忘れることのできないBlack Saturdayもあった。
そうしたこの町の人々の色々な思い、汗と涙も詰まっているのがこの公園。　

園内にはトイレやBBQ、駐車場もあり、テーブルやベンチも他の公園に比べて多く、芝生エリアも広いので
ピクニックをするのにも最適。
すぐそばにはスケートパークもある。

また、9月～5月までの毎月第2日曜日にはマーケットも開かれ、今月は明後日の9日！

他にもKinglakeにはラズベリーファームもあり家族連れに人気で、12月からは自分で摘める
Pick Your Ownのシーズンも始まる。

ぜひ、Bollygumの世界を体験しに、そして元気になってきたKinglakeを訪ねてみては。