ビクトリア州日本語弁論大会2026
日頃の勉強の成果を披露
2026年9月7日掲載
第56回を迎えるビクトリア州日本語弁論大会2026が、8月23日(日)メルボルン大学の「Sidney Myer Asia Centre」にて開催されました。

総勢61名の参加者が、
- High School Senior Division
- Open Beginner Division
- Open Division
- Open Background Speaker Division
の4部門に分かれて、日ごろの日本語学習の成果を披露しました。

全豪大会は、一昨年より廃止となってしまいました。
また、ビクトリア州以外でも、廃止または規模を縮小している州があるとのことです。
しかしながら、ビクトリア州大会は勢いに乗っています。
昨年、今年と2年連続で過去最高の参加者数を更新しています。
主催するビクトリア州日本語弁論大会実行委員会(Japanese Language Speech Contest Victoria Inc)および、協力・関係団体の尽力のおかげです。

その協力・関係団体の古谷徳郎在メルボルン日本国総領事、堀江崇之メルボルン日本商工会議所会頭、田平祐次メルボルン日本人会会長をはじめ、日本商工会議所・日本人会の役員の多くが長丁場にわたり、本イベントに参加されました。
成績優秀者には日本商工会議所からインターンシップのオファーがあります。

古谷徳郎在メルボルン日本国総領事は、オープニングの挨拶をされました。
スピーチの内容を思い出せなくなった時の対処法などをアドバイスし、参加者を激励するとともに、「これからも日本語の勉強を続け、オーストラリアと日本の架け橋となってください」と呼びかけられました。

参加者たちの選んだ題目は、自分の身の回りの事柄から、日本のアニメや文化の違いなどを主題としたもの、社会問題など多岐に渡りました。
その題目を感情豊かに、時にジェスチャーを交えて語りました。
高校生の段階で日本に留学経験がある人もある程度いて、国と国との距離が近くなっていることを感じます。

発表が終わる度、満席の聴衆からも他の参加者からも多数の拍手を浴びていました。

また、発表前と後とできれいなお辞儀をする発表者も年々増えており、今年は午前中も含めてほとんどの発表者が実行しました。
改めて外国の言葉を学ぶことは文化を学ぶことだと認識しました。

今大会からは、発表にマイクが使用されるようになりました。
こうした地道な改善の積み重ねも、ビクトリア州大会が年々盛り上がりを見せている理由の一つなのでしょう。

厳正な審査の結果、各部門の受賞者が決定しました。

大阪行きのチケットを賞品とするメルボルン大阪姉妹都市賞は、メルボルン市のCr Gladys Liu市議会議員より、手渡されました。
それに先立ち、メルボルン市と大阪市の交流の歴史などについて説明されました。

入賞者たちは応援してくれた家族・友人・指導教員らと、喜びを分かち合いました。

大会後は、参加者やスタッフ、聴衆も含めての懇親会が行われました。

古谷総領事が乾杯の音頭をとりました。

他の参加者やスタッフ、応援に来てくれた家族・友人・日本からの留学生・指導教員とともに楽しい時間を過ごしました。

日本商工会議所・日本人会のみなさんは、次世代を担う学生達との交流に余念がありません。
今年は、学生も積極的にアピールしているような場面もありました。

同じ大学から参加したグループ。
日本のアニメキャラクターグッズを持っていました。

日本語を学んでいる学生達が、ボランティアとしても大会の進行を支えていました。
懇親会でも、ドリンクのサービスをしています。
過去大会の出場者も多く、日本・日本語への想いが伝わってきます。

日本語を学んでいる皆さんの今後の活躍、より一層の精進を期待しています。

午前の部

審査員長: Professor Ikuko Nakane - Japanese Program, Asia Institute & Faculty of Arts, The University of Melbourne
審査員: Mr. Aleks Grizelj - Commercial Adviser, Suburban Rail Loop Authority, Corporate Planning Division
Professor Kaori Okano - Emeritus Professor Humanities & Social Sciences School、La Trobe University

High School Senior Division
- 1st Prize
- Christopher TheanHaileybury College
- おもてなしの心 / The Spirit of Omotenashi

- 2nd Prize
- Catherine FuSt Aloysius College
- My Grandmother's Words 祖母の言葉 / My Grandmother's Words

- 3rd Prize
- Alexander LasockiHaileybury College
- 日本の森林浴の大切さ / The importance of forest bathing in Japan

- Commendation Prize
- Sitong HeSouth Oakleigh College
- 「正解は、一つじゃない」 / There Is More Than One Right Answer

- Eshani WewelwalaPresbyterian Ladies' College
- 忘れた科目 / The forgotten subject

午後の部

審査員長: Mr. Satoshi Sanada - Manager, Evaluation and Analysis - Victorian School Building Authority
審査員:Ms. Mayumi Honzu - Head of Learning Laguage, Caroline Chisholm Catholic College
Professor Yoko Nakai - Institute of Japan Studies, Tokyo University of Foreign Studies

Open Beginner Division
- 1st Prize
- Bonn Lysa SothMonash University
- 変わったのは世界か、私か / Has the world changed, or have I?

- 2nd Prize
- Paul TamThe University of Melbourne
- 思い出をつなぐゲームセンター / Arcades: Where Memories Come Together

- 3rd Prize
- Aaron SeruRMIT University
- 社会人学生の現実 / The reality of a mature aged student

Open Background Speaker Division
- 1st Prize
- Haruku Nishikawa
- 日本とオーストラリア、一緒に宇宙産業の未来をつくろう! / Let’s Build the Future Together: Australia and Japan’s Partnership in theSpace Industry

- 2nd Prize
- Emily NgThe University of Melbourne
- 日本での交換留学の経験 / My experience during semester exchange in Japan

Open Division
- 1st Prize & Melbourne-Osaka Sister City Award
- Lucy GrimesRMIT University
- 人間関係 / Human Connections

- 2nd Prize
- Jintong ZhaiThe University of Melbourne
- 待ってくれる席 / The Seat That Waits for Me

- 3rd Prize
- Silvia WuThe University of Melbourne
- 心の妖怪と手をつなぐ時 / Holding Hands with the Monsters Within

- Audience Prize
- Yutong YaoThe University of Melbourne
- 「日本語ができる私」を見せたかった ――「日本人みたい」の先にあるもの / I Wanted People to See Me as “Someone Who Speaks Japanese”

- Commendation Prize
- Tzu-han ChouThe University of Melbourne
- 「大丈夫じゃない」と言えるまで / Until I can say "I'm not okay"

- Chloe ChiuThe University of Melbourne
- 幸せは、お米から育つ? / Does Happiness...Grow from Rice?

- Tate Mendes Da MataRMIT University
- 言語学習がくれた自信 / The Confidence Language Learning Gave Me

文・写真:矢部勝義
















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