動くGO豪メルボルン Vol.16 (Tram75編)
丘を超えて行こうよ! メルボルントラム最長距離の路線の旅!
2012年12月13日掲載
今回のトラムの旅は、メルボルントラムの中で最長距離を走るという75番をフォーカスしました。ちなみにその運行距離の22.8kmを約1時間15分かけて走ります。
出発してすぐシティサークル内を東まわりに走った後は、フィッツロイガーデンを訪れます。
フィッツロイガーデンはシティからもとても近く、150年の歴史を誇る、緑豊かな公園です。ニュー・サウス・ウェールズ州(1846-1851)、オーストラリアの植民地(1851-1855)を統治していたSir Charles Augustus Fitzroyにちなんで名付けられたというこの公園は上空から見ると、イギリスの国旗ユニオン・ジャックを模して造られていることがわかります。さすが貴族のすることはシャレていますな。いつかヘリコプターに乗ってそのユニオンジャックを上空から動画撮影してみたいですね、編集長。
公園はキャプテン・ジェームス・クックの家〝クックス・コテージ(Cook’s cottage)”があることでも有名。1755年に彼の両親によりイギリスのヨークシャーに建てられた家を、18世紀の大航海時代やその当時の生活を思い起こさせる家として、1934年にメルボルンへと移築されました。家具や調度品などはその当時の生活模様を忠実に再現しています。
その後トラムは、緩やかな丘で隔てられたリッチモンド、ホーソン、キャンバーウェルという近郊の街を抜けてバーウッドハイウェイへ。ハイウェイと言っても一般道ですが、車が猛スピードでバンバン走る幹線道路です。ここでも丘のアップダウンが続きながらスピードを上げて行きます。
終点のバーモントサウス(Vermont South)駅はどんな感じか?と思いきやそのままハイウェイの途中で終着。そこがバーモントサウスでした。なんともメルボルントラムらしい終わり方ですな。さらに東の街を目指す人はバスに乗り換えて行くとのことです。
Takuya Yumoto
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