試飲もできます。 日本酒 x 備前焼 イベント、QVにて開催。
米・水・土・炎が創造する岡山クオリティ
2016年1月16日掲載
Quarity Okayama Project は、岡山県の誇る伝統産業を海外展開してゆくプロジェクト。
先日海外向けウェブサイトや facebook ページ もオープンしました。
その一環として、備前焼と地酒5蔵の関係者が来豪し、現地の人に紹介します。
一般の方向けとしては、Melbourne QV の No Vacancy Gallery (QV Level 3, Daiso の向かい) での備前焼 & 日本酒の展覧会と試飲会。 Prahran マーケット内の Beer x Sake x Sumibi Bar Wasshoi (イベント情報は facebookページでどうぞ) での岡山県フェアがスケジュールされています。
この機会にぜひ立ち寄り、岡山クオリティを堪能ください。
岡山 Quality を生み出す、米・水・土・炎
岡山県の文化は 米、水、土、火の4つの要素が絡み合って作られています。
3本の清流と内陸沿岸気候に恵まれており、優秀な酒造好適米(お酒をつくるのに適した米) 雄町米を産出しました。 山田錦や五百万石などの優良品種を含め、国内に現存するほとんどの酒造好適米のルーツとなる米です。 雄町米の国内生産量の9割を岡山産が占めています。
岡山県は 3500年以上の鉄採掘、製鉄の歴史を持っています。 鉄製品が更に肥沃な大地を育み、米産業の成長、そして酒造りの普及へと繋がっているのです。
備前焼
備前焼はうわぐすりを一切使用せず高温で焼成されています。
焼成する際に生み出される模様は、一つも同じものがなく、どれも独特な存在感があり、どこか懐かしいようなあたたかみがあります。 とても魅力的な陶器です。
岡山地酒
♦ 辻本店 御前酒 純米 美作
辻本店は、雄町米に強いこだわりを持っています。古くから雄町米で酒を造ってきた杜氏集団、備中杜氏の故原田巧杜氏のもと雄町米の特製を活かした酒造りを行ってきた実績があります。その技を継承し、浸漬方法などの技術も改良を重ね、軟質で原料処理が難しいとされる雄町米での酒造りを実践しています。
♦ 板野酒造本店 二面 雄町米 つるし備前焼 純米
味噌や酢の壺に備前焼のカケラを入れると、美味しく出来上がると言われていました。 発酵中の酒に備前焼のカケラを入れてみました。その結果、酸味とうま味が絶妙にバランスのとれた、セミドライの純米酒が出来上がりました。この酒は常温で、冷して、ロックで楽しめます。すしや海産料理だけでなく、サラダやチョコレートともよく合います。
♦ 白菊酒造 大典 白菊 純米大吟醸 雄町
日本酒が最も円熟する秋、日本を代表する花「白菊」にちなんで名づけられました。冠銘の大典は昭和初期、全国清酒品評会で優等賞をいただいた記念に付しました。岡山特産の酒米を中心に、自社で復活させた独自の酒米、無農薬の酒米など米にこだわり、清冽で豊かな仕込み水、そして伝統の備中杜氏の技といった、酒造りに恵まれた岡山の良さを大切に醸しております。
♦ 菊池酒造 燦然 特別純米 雄町
菊池酒造は、燦然ブランドを中心に展開しています。酒造りの間、蔵の中にはモーツァルトの音楽が流れているユニークさも特徴。雄町米と高水質の高梁川の水を使用し、伝統的な酒造りに徹し、品質本位をモットーに掲げています。
♦ 宮下酒造 極聖 純米大吟醸 高島雄町
極聖(きわみひじり)は 昭和63年度に全国新酒鑑評会で金賞受賞以来、3年連続金賞を果たし、それ以降も金賞を受賞いたしております。 杜氏は蔵の歴史とともに40年来、技を磨き、「現代の名工」に選ばれた備中杜氏中浜昭夫(元備中杜氏組合連合会会長)の指導を受け、技術を継承した若手杜氏が渾身の力を込めて酒造りを行なっております。 若い力で酒造りに邁進しています
備前焼 & 日本酒 展覧会
日程: 1月20日 ~ 25日 11:00am ~ 05:00pm
場所: No Vacancy Gallery Level 3 QV, 34-40 Jane Bell Lane, Melbourne
日本酒 試飲会
日程: 1月20日 ~ 24日 06:00pm ~ 08:00pm
場所: No Vacancy Gallery Level 3 QV, 34-40 Jane Bell Lane, Melbourne
文:矢部勝義
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