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キーワード8 「就職活動の成功談 Kさん編(前編)」


前回までの2回は女性の成功談でしたが、今回は男性の成功談を2度(前編/後編)に分けてお届けします。

今回の主人公のKさんは大学時代にワーキングホリデーで豪州に滞在。大学卒業後は日本で就職。
33歳でオーストラリアに留学し、卒業後に現地で就職、ビジネスビザ取得となり、現在はシドニーにて総合コンサル会社の現地法人の代表として活躍中です。

早速ですが、そんなKさんに海外就職成功の秘訣をお聞きました。




渡豪のきっかけと目的
大学在学中のワーキングホリデー滞在時の旅行中に、オーストラリアの大学院に留学していた30過ぎのアメリカ人に会い、30過ぎで留学という道もあるんだ、ということを意識付けられました。

彼曰く「十分な社会経験を積んでから留学するといい」ということでしたので、社会人になってから「30過ぎたら留学」ということを常に目標として持っていました。
(実現したのは少しだけ予定より遅れ、33歳になってしまいましたが・・・)

その当時の選択肢としてはアメリカかオーストラリアだったのですが、在学中も合法的に働けるということもあり、オーストラリア優先で考えていました。

留学自体は、ワーキングホリデーの時に決めていたのですが、その時の動機としては「社会経験を少し積んだ上でさらに勉強することで、理解度は格段に深まるし応用力も高まる」という、そのアメリカ人の言葉に感銘を受けたからですが、それ以外でも「英語をせめて仕事で使えるレベルにはしたい」ということも社会経験を積むにしたがっての動機になりました。
それから、もうひとつ、「微力ながら日本人を世界にアピールし、存在感を示したい」という、大それたことも少々。



留学中の生活

勉強編

日本人留学生は大変少なかった為、「日本を代表している」ということを常に意識していました。
予習は絶対欠かさず、その際も常にディスカッションを想定して勉強し「こんな議論になれば、手を上げてこう言おう」といろいろな角度から予習しました。また、「そしてここではこんなジョークを」なども。たまに。
まあ、英語力が不足していたので、それを補う意味でシミュレートしていたわけですが、そのように準備していたことで、結果的には人前で、それも英語で何か発言するにも気にしないだけの度胸と、そして慣れてくると英語力も身についたと思います。

仕事編

生活が進むにつれて、オーストラリアに長くいたい、ここで仕事したいという思いが強くなりましたが、
ビザの問題が大きく立ちはだかりました。とにかく、永住ビザはないので、数を打てということで、毎週末に求人広告を見て、20~30件くらい手当たり次第に履歴書送付、月曜、火曜のうちに電話で後追いを行いましたが、結果は全く芳しいものではありませんでした。
面接に呼ばれたところの中にも、履歴書にはちゃんと「学生ビザ」と書いていたにもかかわらず、それを見落とし、面接でそういう話になって、ビザスポンサーはしないから、と、途中で帰らされたところもありました。
(もちろんビザスポンサー検討するというところは、このような扱いは受けませんでしたが)

進んでいったところも(数を打っていただけに)あるにはありましたが、大体いつも最後は市民、永住ビザ保持者にオファーが出てました。

そこで方向性を変え、まず学生ビザの特権を活かしアルバイトから探してみることを考え、某世界的なホテルチェーンの予約センターへ。一旦アルバイトとして潜り込んでから、「下働きも雑用もするから」とマーケティング部門へ移動をお願いし、実現しました。

日本市場のマーケティングに関する下調べ、資料集めから、実際に簡単なレポート作成までを行いました。

その後、多少でも成果も上げてから聞いてみたところ「ビザをスポンサーすることは誰に対しても100%無い」ということを言われてしまいましたので、仕事は続けつつも他の仕事も当たることにしました。

今度は、面接時にビザスポンサーの可能性を必ず聞いていましたが、学生ビザとしての採用はほとんどのところがOKであったにも関わらずビザのスポンサーは、出せないと明言されるか、濁されるかで、「可能性はある」と言ってくれたのは1社のみでした。



~後編に続く~








スタッフソリューション・オーストラリア メルボルン支店
「語学留学」から将来のキャリアを見据えた「大学(院)やTAFE留学」、卒業後の「ビザコンサルティング」、オーストラリアでの「就職・転職」までの総合キャリアコンサルティングをメルボルンをはじめ、シドニー、ブリスベン、パース、アデレード、ゴールドコースト、ケアンズの全豪7都市で展開しています。


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