ワーホリ成功術-豪州滞在編(その1)-
更新日: 2011-07-04
前回と前々回のコラムで渡豪前の準備について述べてきましたが、今回からは渡豪後の就職活動についてお伝えします。過去2回のコラムでお伝えした「お金を貯める」「実務経験を積む」「英語力を伸ばす」という3つの条件を日本で満たして渡豪してきた場合、語学学校に長期的に行く必要は、たぶんないと思います。
ですが、初めからどこにも所属せずに就職活動をする、となると現地の情報源が極めて限られてしまいます。
この点において、語学学校は就職だけでなく、生活面での情報交換の場としても非常に有益なので、コースにも依りますが、2週間~1ヶ月程度の就学はお薦めです。
語学学校に通いながら卒業後の本格的な就職活動に備えますが、第2回のコラムでお伝えしたように「TAX File Numberを取得する」ことや「1雇用主のもとで最高6ヶ月まで就労可能」というビザの就労条件を再確認することも、お忘れなく。
一般的な就職情報ですが、Go豪メルボルン内にある、以下のサイトにまとまった情報が載っていますので、ご参照ください。
http://www.gogomelbourne.com.au/career/work/2026.html
求人Webサイトを見て就職活動する正攻法のやり方は日本とそんなに変わらないと思いますが、気をつけていただきたいのは、ネットは無数の人が見ています。有名な求人サイトであればあるほど、その利用者も多く、それだけ競争がいるということになります。
ですので、これらの情報だけに依存せず、幅広い探し方を持つというのが有効なのですが、特にお薦めは友人や知人からの紹介です。日本では「コネ」とか「ツテ」と呼ばれるものですが、豪州では「コネ」の効果は絶大です。
余談ですが、豪州の新卒人材の70%近くは最初の会社に「コネ」で入社します。
日本では考えられませんが、こちらではそれがスタンダードです。これは「新卒の就職システム」の違いが大きな理由なのですが、日本の場合、新卒予定者だけの就職活動があり、企業もその枠を用意してあります。
一方で、豪州では新卒枠などがあまり存在しておらず、中途も新卒も同じ土俵に立っての就職活動となります。
さらに悪いことに、企業は即戦力人材を求める為に、新卒人材は経験の無さが大きなネックとなり、普通に競争すると負けてしまいます。それを覆す為の「コネ」です。もちろん、「コネ」を活かすにもちゃんと勉強してこないとダメですけどね。
話は逸れましたが、英語が母国語で大学も出ているというオージーが就職に苦労するのですから、外国人で英語は第2言語、ビザの就労条件もある、という状況では新卒以上に苦労するのは当たり前です。これで「英語もこれから勉強しながら・・・」という状況だと目も当てられませんよね。
じゃあ、その「コネ」ってどうやって作るの?
という疑問が生まれます。
「コネ」はみなさんの身の回り、あちこちに転がっています。
例えば、ホームステイ先のお母さんやお父さん、語学学校のクラスメートや先生。
はたまた、趣味で始めたヨガやジムで同じコースを受けている人かもしれません。MixiやFacebookなども使えそうですね。
要するに、人との接触が何かを生み出すかも知れない、ということです。
もちろん、初めから「就職目当て」で人と接触をするのは完全に非常識な人となってしまいますので、人間関係を築いていく過程で、仕事を探している旨を伝え、「もし何かあれば、積極的にチャレンジしますよ」というスタンスでいることが大事です。
自分だけのネットワークを作りあげていくことが、結果的には競争相手がいない環境で就職活動をしていることになります。
「コネ」作りは「遊び」の延長線上にありますので、あまり気負わずに自分なりの方法でトライしてみてください。
次回も引き続き、滞在中の就職活動方法について、お伝えします。
-追伸-
オーストラリア就職を目指す人に向けて、日本で説明会を実施しています。
現地情報を収集していただく、良い機会になると思いますので、お気軽にご参加下さい。
(詳しくはこちらをご覧ください↓)
http://www.ssamelbourne.com/mel_ryugaku/seminar2011.htm
スタッフソリューション・オーストラリア メルボルン支店
「語学留学」から将来のキャリアを見据えた「大学(院)やTAFE留学」、卒業後の「ビザコンサルティング」、オーストラリアでの「就職・転職」までの総合キャリアコンサルティングをメルボルンをはじめ、シドニー、ブリスベン、パース、アデレード、ゴールドコースト、ケアンズの全豪7都市で展開しています。

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