ビクトリア州新首相テッド・ベイリュー
ビクトリア州の舵取りを担う新首相登場
2010年11月の選挙で、ビクトリア州の新しい首相となったビクトリア州自由党党首のテッド・ベイリュー。
(写真は、12月10日にオプラが来豪したときのもの)
2010年11月の選挙で、自由党のテッド・ベイリュー(Edward Norman "Ted" Baillieu )率いる連合(自由党、国民党)は、
現職州首相ジョン・ブランビー率いる労働党を破って州政権を奪取。テッド・ベイリューは、第46代州首相(プレミア、Premier)に就任した。
2010年ビクトリア州選挙では、与党労働党は、55議席から12議席減らして、43議席として第二党に転落。
一方、連合(自由党、国民党)は、32議席から13議席増やして、45議席として第一党の与党となった。
テッド・ベイリューは、1953年7月31日生まれの57歳。
ベイリュー家の先祖は、フランス系ベルギーからの移民。
家族からは、法律家、ジャーナリスト、活動家、オリンピックスポーツマンなどを輩出している。
メルボルンのトゥーラックに生まれ、メルボルン・グラマー高校、メルボルン大学建築学部を卒業。卒業後は建築家としてスタート。
その後、不動産会社の取締役となり財を成す。建設労働組合の運動に手を焼いたことから、1981年に自由党カールトン支部に入党。
1987年には、ビクトリア州自由党副党首、 1994年に党首となる。2006年にビクトリア州野党党首。
ビクトリア州の政治家の中では、最も裕福といわれている。トゥーラックに豪邸を構え、ソレントに別荘を持つ。
テッド・ベイリューをサポートするのは、コールズ・マイヤー、BHPビリトン、巨大銀行などメルボルンの経済界の重鎮企業群だ。
尚、敗れたジョンブランビー前首相もメルボルン・グラマー高校、メルボルン大学建商学卒の同窓でしかも同じ年1953年生まれの同級生。
左から、オプラ、テッド、連邦首相のジュリア・ギラード
AFLジローン・キャッツのサポーターとしても知られる。
また、ミドル・ブライトン・シーバスのメンバーであり、ミドル・ブライトン・シーバス水泳クラブ、ブライトン・アイスバーガーズのメンバーでもある。
今後4年間の彼の手腕に注目したい。
撮影データ Canon EOS 1DMarkⅢ 絞り優先AE スポット測光 絞りF4.0 1/200秒 ISO感度 200 露出補正 AWB JPG レンズ EF 70-200mm f/2.8L USM
撮影:板屋雅博
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