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企業レポート

豊田通商オーストラレーシア 大場 清義 社長 インタビュー

常に気配り。常に感謝。

2010年4月20日掲載

企業レポート第2回目「豊田通商オーストラレーシア」。
前回の企業紹介編に引き続き、今回は社長インタビュー編をお送りします。

                     

【プロフィール】
大場 清義 Kiyoyoshi Oba
1958年5月生まれ。徳島県出身(阿波踊りが得意!)。
1981年豊田通商入社。名古屋本社にて、主に自動車の部品の貿易を担当する。ドイツ(1990-1992)、イギリス(1992-1999)、ベルギー(2003-2005)に駐在。
2009年5月、豊田通商オーストラレーシア社長就任。

                                                                                                  インタビュアー 鈴木 麻妃

 

--豊田通商に入社したきっかけは何ですか?
一番尊敬していたゼミの先輩に声をかけられたのがきっかけです。昔は先輩の声は神の声でした。

--オーストラリアについての印象はいかがですか?

住みやすいですね。ヨーロッパと違ってゆとりがあるし、親しみやすいというのが第一印象です。ゆとりを持つことは、日本人が見習わなければならない部分だと思います。日本とヨーロッパでは忙しい生活を送っていたので、オーストラリアでは10%、20%のゆとりを持った駐在生活を送りたいなと思っています。
ただ、ちょっとだけ悪い点は、“マイト(mate)”という言葉がありますよね?これは、良い意味でも悪い意味としても解釈の難しい言葉で、マイト意識が行き過ぎると馴れ合いになって緊張感が無くなり、仕事に対してゆるみが出てきてしまう。ゆるみではなくゆとりを持つぐらいならば良いんですけどね。

ラグビーを通して色々なことを勉強させてもらいました。

--ところで、学生時代にラグビーをされていたそうですが。
高校、大学、社会人とやっていて、日本にいる時は会社のラグビー部長をやっていました。学生のラグビーは勝つのが目的ですが、それに対して社会人では勝ってモチベーションを上げるのもありますが、学生に指導したり子供たち向けにラグビー•スクールを開いたりといった地域社会に貢献することも目的の一つです。また、選手に対する指導も違っていて、社会人ではメンタル面の指導が中心です。社会人として立派に成長するために、礼儀やあいさつ、感謝の気持ちを持てるようにするというのが大きなポイントです。
ラグビーは個人個人が技を磨くことによって組織(チーム)を強くして行く。組織が強いリーダーシップの下にチームワークが生まれて、目標に向かって全員が一つになって邁進する。ラグビーというスポーツは仕事の面においても同じで社会人としての生き方そのものなんじゃないかと思います。ちょっとオーバーかもしれないけれど…。ラグビーを通して色々なことを勉強させてもらいました。

--心がけていることやモットーは何ですか?
1つは“気配り”。日本人がどこの国にも負けないのは気配りだと思うんです。常に気配りのできる人間でありたい。それと、“常に感謝の気持ちを持つこと”。幸せだから感謝するのではなく、感謝するから幸せであるという気持ちを持っておきたいと思っています。

--これからの夢は何ですか?
オーストラリアに日本の文化や歴史をもっと伝達すべきなんじゃないかと思っているので、経済交流だけでなく文化交流を盛んにしていきたいと思います。私は書道が好きですので、こちらの人に指導したり祭りやイベントで実演したりして、書道を通した文化交流もしていきたいです。


自分の成長のために働く

--最後に、若い方へのメッセージをお願いします。
(フィリップ島の)ペンギン•パレードを是非見に行って欲しいです。親ペンギンは、昼間海に出てえさを獲り、夜に帰ってきて巣穴で待つ子供にえさを与える。漁をしている間、どんなに脅威にさらされても家族のために頑張るペンギンの姿を見て、家族愛を感じ取ってください。昔と違って希薄になってしまっている家族を思う気持ちを大事にして欲しいです。
それと、3U主義という言葉があるんですが、この3Uは<上向き•内向き•後向き>のことで、つまり上司のことばかり見る•組織の中のことしか考えない•常にできないと弱音を吐くということ。これは、やめていただきたい。3U主義に陥らないようにするためには、“働くというのは自分の成長のため”という考え方をしっかりと持つことです。つまり、自己成長のためにどのようなやりがいを見出して行くか!常にそういった心がけをして欲しいですね。

 

取材後記

今回の企業レポート「豊田通商オーストラレーシア」はいかがでしたか?
優れた資源産出国であるオーストラリア。こちらで生活していて食料自給率の高さは実感しているのですが、お話を伺って、何年も前に地理の授業で習ったのを思い出しました。“資源を取って輸出するだけでなく、オーストラリアにとって何かプラスになるようなことをしたい”とおっしゃっていたのが印象的でした。資源以外にもオーストラリアには「これが日本にもあれば良いなぁ」と思うものって、けっこうありますよね。オーストラリアは自然の宝庫と言われていますが、ビジネスチャンスの宝庫でもあるということが良くわかりました。
社長インタビューで大場社長がおっしゃっていた、“感謝をするから幸せである”という言葉。幸せであることに感謝するというのは聞いたことがありますが、逆は初めて聞きました。確かに、常に全てのことに感謝の気持ちを持っていれば、自分や自分の置かれている状況に不満を感じることはないですよね。これは幸せ感度の低い自分には、目から鱗でした。早速、実践しようと思います。
大場社長、どうもありがとうございました。

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