フルーツ屋なのに甘くない!3ヶ月で2店クビになった件
更新日: 2012-04-23
4年前に大学就学の目的でメルボルンに留学。来たばかりの頃は鼻息荒く、将来バリバリのキャリアまでが待ち遠しい日々だった。しかし、親友だと思ってた学問の神様に裏切られ、卒業していくクラスメートを横目に今年肩身の狭い大学4年目に突入!
24になる今年のお正月に「自分まだ学生ですから」と言い張って親戚からお年玉をもらい、小5の弟から「お姉ちゃん、そろそろ…」と苦言をもらう。考え抜いた末、この調子では学業を頼りに就活をするのはあきらめるしかないという結論に達する。
何か他の方法でアピールできるものはないか、と考えた末に思ったのがアルバイト!思い立ったが吉日、さっそくJob huntingに駆け出した!
早速ゲットしたアルバイトはとある人気マーケットの果物屋さんでの果物売り。友人でそこに勤めている子がいることから、いわゆるコネでゲットした。自身はじめてのオーストラリアでの仕事がうれしくてうれしくて、サービス精神いっぱいにがんばって仕事をした。しかし店長いわくサービス精神旺盛すぎてお客さんと話す時間が長く私の後ろには毎回長蛇の列ができてたとか。2ヶ月ほどでクビになる。(後日談としてこのことは今でも友人と話すが、本当に2ヶ月もよく我慢してくれたよ!私なら2週間でクビにしたね!と言われる。笑)
クビになりトホホ~ンと首をうなだれて帰宅すると思いきや、ところがどっこい!そこであきらめてたらここで記事にはなるまい!何を思ったのかお向かいにあるライバル店のフルーツ屋に就活!やはりライバル同士ということもあり古い店からは情報が行き渡っておらず、私がなぜクビになったのか店長は頭をかしげながら採用してくれた \(^O^){ハレルヤ! やはりつい先週まで通りをはさんで同じことをしていた経験から新しい仕事は簡単!
かと思いきや、ものの3週間にクビになる。さすがにトホホ~ンとなりながら理由をきいてみると、「果物売るのに不可欠なのに計算が全くできてないから」とのこと。確かに数学については小2の引き算でつまずいてからはいまだに九々も6の段らへんで噛む。笑 そんな殺生な!と直訴したらオーストラリア人の店長逆ギレ、「アジア人ダカラト雇ッタノニ…アジア人ハ、ミンナ計算デキルハズダロ!」あれほど澄んだ目で、見ていて清々しいくらい堂々と言いはなたれた言葉を前にして、人はいったいどうやって言い返せるだろうか。しまいには100人見れば100人がアジア人だと言うほどのアジア顔をしておいて、全く計算ができない自分が悪かったのか、と一人絶望した。
この4年間何も自慢できることはないが、滞在中に就いたアルバイトの数だけはなかなか。(ほとんどクビになったゆえだから自慢こそはできないが。笑)すぐに飽きっぽい性格らしい自分の誕生月の星座のせいにしてきたが、何度も言う、本当に経験だけは掃いて捨てるほどある!このコラムでは過去4年間の、それから今後も得るだろう職場での経験を通して、ちょっとおもしろおかしい体験談を伝えていく予定だ。
読者のみなさんには今後メルボルンで仕事を探す人も、もう働いてる人も、上には上がるけど、下には下もいるということを知ってほしい。そして職場で失敗をしたり、少し器用な周囲と比較したりして落ち込んでいる人がいれば、言わせてほしい。落ち込んで何になる、と!落ち込んでそれを励みに変えて成長できるならばそれでいい。しかし人間みんなそんなに強くはないと思う。落ち込んで、それであがってこれない人がいるなら是非とも私のコラムを読んで笑って、それを明日への力にしてほしい。
メルボルンに住むみなさん、明日も一日がんばろう~~~!!!
今日の一言
小5の弟が学校の宿題をしないでいると高3の妹が「あんたが勉強しないとおねえちゃんのようになるよ」といってきかせてるらしい。笑 それでも明日は来る!
コメント- H子 (2012-04-24T22:46:08)
- 私そんなん言ったかなー笑笑
- 次女 (2012-04-24T16:07:58)
- なんか馬の絵がやけにリアルやな笑
さすがおばあちゃんの孫!
- きのこ (2012-04-23T20:08:36)
- うはは。妹の弟へのアドバイスがひどい笑
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