富士通テン・オーストラリア　篠田浩志社長

剣道を一生懸命していると、自然と仕事のための自己管理につながる

【プロフィール】
篠田浩志　
1984年、同志社大学卒。同年、富士通テン入社、海外営業部配属。
1990～97年、オーストラリア駐在、ディレクターとして富士通テン･オーストラリア設立。
1998年、営業本部海外営業部北米課長。
2003～06年、北京駐在。
2006年営業本部第二OEM営業部長。
2009年1月より現職の富士通テン・オーストラリア取締役社長就任。

趣味は剣道、サーフィン、ゴルフ。

篠田さんのブログ、『コアラ通信』。（是非、ご覧ください。）
http://koalaten.blog72.fc2.com/　

剣道場：　謙志館道場
http://melbournebudokai.com.au/content/kendo

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（インタビュアー 松本千恵）

------入社のきっかけを教えてください。

本社が神戸で、出身地である神戸という地元が好きだったこと。
海外のビジネスがしたかったという想いがずっとあったこと。
そういう意味では商社も考えていたけれど、自分のところでつくったものを自分で売りたいという考えからメーカーを選び、
さらに音楽と車が好きだったこともあって。

＜音楽＞＜車＞＜神戸＞というキーワードを重ね合わせると、この会社がピッタリ当てはまった。
そうして富士通テンに自然と辿り着きました。

------メルボルンの印象を教えてください。

入社してすぐに海外営業部に配属され、アメリカを担当しました。
オーストラリアのメルボルンには憧れていて、ずっと行きたいと願っていました。
もちろん出張では来ていて、さらにメルボルンが好きになり駐在することを願うように。
初の駐在場所でもあり、エキサイティングな場所で思い入れのある今でも本当に
好きな都市です。

大きすぎず小さすぎず、北京やデトロイドと比べて日本人コミュニティもちょうど良い
大きさだと感じます。

日本に似ていて4シーズンあり、その変化がスポーツにも表れている。

------社長はスポーツがお好きと伺いましたが？

剣道、サーフィン、ゴルフが趣味です。
剣道は中学生の時からコツコツ36年も続けています。

精神を鍛える＜道＞の部分というのかな、稽古をする中で磨くところがたくさんある奥深い武道だと思いますよ。
＜生涯剣道＞を目指していますが、段位をとって行くことも目標にしています。
49歳で5段、54歳で6段、60歳で7段、70歳で8段。
そうすると、段位を取るためにも健康面での自己管理が重要になってきます。
 

剣道のために自己管理をしていると、自然と仕事のための自己管理にもつながってくる。
いざという時に逃げない。
何かあっても折れない。
難しそうなことがあっても立ち向かう勇気がつく。
実は仕事、人生にも通じる道なのです。
 

------これから夏ですが、サーフィンについてはいかがでしょうか？

サーフィンは、昔、ウインドサーフィンをやっていたこともあってずっとやりたいスポーツでした。

昨年の冬から初めて１年になりますが、トーキー周辺には、素晴らしいサーフビーチがたくさんあります。
波に乗ることもエキサイティングですが、晴れた日に波待ちしている時には、「地球に生まれて良かった～！！！」と
叫びたくなるような幸せを感じる時があります。

ヴィクトリア・ロングボーダーズという会を作っていますので、興味のある方は連絡頂きたいと思います。
 

------最後に若い人へのメッセージをお願いします。

プライベートで打ち込める趣味を持って、何かに挑戦し続けてほしいと思います。
人生を楽しめるし、仕事で大変なことがあってもリフレッシュにもなる。
好きなこと、一生続けることをなにか見つけて欲しいと思います。

（インタビュー後記）
お話しを伺うと本当にまっすぐで、人柄の良さを感じると共に、剣道の魅力も知ることができました。

また「ちょっと自慢しても良いかな？」とそっと一言断られたうえで
なんとVICベテランの部（40歳以上の部）で8月に優勝されたともおっしゃっておられました！！
お好きなだけではなく、結果も出されているんですね。

本当に素晴らしいです。



（写真：金メダルを授与されたときの一枚）

通われている道場や大学などでのローカルの方たちへのサポート、
世界剣道武徳和心会のオセアニア支部長をされているとのことで、
10月には剣道で国際交流をするイベントを控えていらっしゃいます。


パワフルな篠田社長が取締役をされていらっしゃる会社、富士通テン・オーストラリアの企業紹介は
次回に分けてお送り致します。