Logo for bgsgeek

メルボルン旅行記2011 その4

メルボルン4日目。あと24時間後には空の上なので、実質この日が今回の滞在のラストデー。

朝8時に起きて裏庭に出ると、早速子どもたちがはしゃいでいた。シンタロウも慌てて輪の中に混ざる。僕も焚き火しながらモーニングコーヒーを飲む大人たちに混ざった。今日の朝食は食パンの間にベーコンエッグをはさんだベーコンエッグトーストだ。せっかくシンタロウの分ももらったのに、遊ぶのに夢中で一口食べて、すぐに従兄弟たちのところに行ってしまった。そう言えばこの旅で一度もママが恋しいとか、帰りたいとか言っていない。昨日はオーストラリアに引っ越したいとまで行っていた。この従兄弟たちと一生仲良く連絡を取り合ってくれたら素敵なことだと思った。








朝食のあとはイースターエッグハントだ。大人たちが隠した小さな卵型のチョコレートを子どもたちが探して食べる、英語圏ではおなじみのイベントである。よーいドンで一斉に子どもたちが探し始める。たくさん隠してあったが、子どもの数も多いのですぐに取り終わってしまった。シンタロウとティムの子で3歳のチャーリーがまだ諦めずに探していると、年上の従兄弟たちが二人の後ろから次々とチョコレートを投げたり、色んなところに置いていく。シンタロウたちはそれを見つけて「また見つけた!」「まだまだあるよ!」と喜んでいた。13歳14歳と言えば難しい年頃だろうけど、この子たちは本当に純粋で優しい子に育っている。僕の子ともたちにもこういう風に育って欲しい。





動画:イースターエッグハントに夢中なシンタロウ


エッグハントもひと段落ついたところで、家族全員で記念撮影をした。こんな全員集合の写真を今度撮れるのはいつの日になるだろうか。この場所にいられて本当によかった。




帰りは行きと同じように、ロスのボーイフレンドの車で僕らはメルボルンまで戻った。ロスともお別れの時間が近づいている。最後に一緒に近所のマレーシア料理屋で遅めの昼食を食べた。そしてブライトンにある僕の友人宅へと車で乗せてもらった。



ブライトンは僕が卒業したブライトングラマーがある地域だ。母校の前を通るときにロスが、「今あの学校には立派なサッカーコートができたのよ。あなたが建てたようなものだから、タカハシグラウンドとかにするべきだわ」と言った。僕が高校生のとき、3年がかりで署名活動などをして学校にサッカー部を作った。僕が卒業する年に発足して、3部リーグからのスタートだったが、あまりに強すぎるのでシーズン途中に2部に上がり、そこでも無敗でシーズンを終えて翌年2年目にしてトップリーグに上がった。僕はそのチームのキャプテンだった。僕が卒業後、14年間で4回州のチャンピオンに輝いて、今ではサッカーが母校の花形スポーツになっている。数年前にできたグラウンドはフェンスに囲まれた立派なグラウンドだった。僕はロスに言われて、タカハシグラウンドの前で記念撮影をした。



その後、ロスがかつて住んでいた家、つまり僕が3年半お世話になった家の前に行ってくれた。今では別の人が住んでいるらしいが、幸い出かけているようだったので、家の前でシンタロウの写真を撮った。僕がかつて青春を過ごしたこの家の前に、僕の愛する子どもが立っている。なんだか感慨深い。



そして車は僕の友達の家に到着した。僕は彼にロスとの写真を撮ってもらうように頼んだ。こうしてみると僕とロスの顔は割と似ている気がする。似てきたのか似ていたから波長があったのか、よくわからないけど、今では本当の親子だ。大好きなお母さんを抱きしめて別れを告げた。また会う日まで元気でね。



メルボルン最後の夜は日本人の友達と過ごすことになった。彼はブライトングラマーの後輩で、日本でもずっと仲良くしてきたが、去年転勤でメルボルンに戻ってきた。1年数ヶ月ぶりの再会になる。地元の有名なフィッシュアンドチップスや、生ガキ、サーモンなど、ワインにぴったりのつまみで僕をもてなしてくれた。シンタロウは翌日早いので早めに寝かせて、僕たちは夢中で語り合った。



そして気がつけば午前3時15分。空港に向かうためのタクシーがやってきた。寝ているシンタロウをタクシーに乗せ、空港へと向かった。4時過ぎに空港に到着してチェックインを済ませた。6時発のケアンズ行きに乗って、ケアンズで乗り換えれば、今日の夜には広島に戻ることになる。短い旅行だったけど、パンパンに中身が詰まった4日間だった。急な出費になったが来て本当によかった。僕はまだ酔っ払っている頭の中でこの旅を振り返っていた。しかし、この日の夜、僕は日本には到着できなかった。帰るまでが遠足とはよく言ったものだと33にもなって思い知らされることになったのである。(つづく)



※読者の方からの質問や応援メッセージ大歓迎です。コメントお待ちしております。

新しいスタイルの子ども英会話スクール→MMSJ英会話スクール
日本初の本格英語子育てマニュアル→子どもがバイリンガルになる英語子育てマニュアル
僕の会社です→メモリアルCDショップ音吉プレミアム
書籍化された僕のブログ→イタリア人は日本のアイドルが好きっ
英語で日本のサブカルチャーについて書いているブログ→ROAD TO OTAKU

コメント

関連記事

最新記事

カレンダー

<  2026-10  >
日月火水木金土
        01 02 03
04 05 06 07 08 09 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

プロフィール

高橋正彦:1977年、静岡県浜松市生まれ。中学卒業後、単身メルボルンに渡りブライトングラマースクールに入学。同校では、3年がかりで学校側に打診をしサッカー部を創立、初代キャプテンを務める。1998年中古CDショップ「音吉プレミアム」を立ち上げ、世界中の人達との交流を始める。2007年9月、単行本『イタリア人は日本のアイドルが好きっ』を出版。2009年5月には世界中のオタクと交流するOTAKU SPECIALISTとして、NHKから英語でインタビューを受け、その映像が世界80カ国で放送された。

記事一覧

マイカテゴリー