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日差しのあるカフェ。

第2杯目は、シティの中にありながら太陽の降り注ぐカフェ。

都会の謙遜を離れて、太陽の日差しを体中に浴びながら飲むコーヒーは格別だ。

よく人からどこのカフェがお勧めですか?と聞かれる私。その時のシチュエーションで答えも違う。

でも、子連れでベビーカーを連れて行ける美味しいカフェはどこだと聞かれたら。シティの中ではここしかないだろう。Federation Square の裏側にあるカフェ Pony Cafe こんなところにたくさんの緑に囲まれて、たくさんの日差しを浴びながら。そのカフェはあるのだ。

黄色の壁と木目の色合いが見ているだけで気持ちいい。

La Marzoccoの赤とチューリップの赤が黄色の壁とよく似合う。

 

子供連れで行かない私のような「おひとりさま」にとっても、このカフェはまさに秘密のオアシスなのだ。天気のいい日には本を片手に。日差しを浴びているとなんとなく、布団を干すときのように。自分も日差しに干されている気持ちになるのだ。近くで遊ぶ子供たちを見ながら飲むコーヒーも悪くない。

郊外にいるみたいに緑がたくさんある。

お店のあらゆる所に映る影がたまらなく絵になるのだ。

 

使用している豆は偶然にも前回と同じCoffee Supreme だ。天気のいい日にここで食べるのもいいだろう。メニューは至ってシンプルでヘルシーなものが多い。このお店のコンセプトもメニューを見ると一目瞭然だ。

 

平日の昼間は静かに自分の時間が持てるのもこのカフェの魅力。本当にこのカフェは時間を忘れさせてくれるのだ。私たちは忙しい日常生活の中、毎日時間を気にしながら生きている。鳴り響く携帯の音とインターネットという迷路のような世界で大切なことを忘れている。いや、忘れようとしているのだ。

最近、いつ太陽を浴びたのだろう。いつ緑を見て、いつ緑の匂いを嗅いだだろう。日向と日陰の境目もわからなくなってきている時代に私たちはいる。

Ponyに揺られるのも悪くない。

子供用の椅子に座るのも悪くない。

 

Pony Cafe というだけあってすべての家具が木でできているのもこのカフェの落ち着くところ。

ちょっとしたところが更に気持ちをほっこりさせてくれるのだ。まさに、かゆい所に手が届くカフェなのだ。

 

日向と日陰の境目にいる自分と向き合う。ここから先が日向で、その向こうが日陰。どちらに向いて座るのも良し。真ん中に座ってみるのも良し。降り注ぐ太陽の日差しが何を意味するのか。どこへ自分を導いているのかを考えてみるのも悪くない。芝生で遊ぶ子供たちを見ながら、のんびりとした時間を過ごすのも悪くない。そんな時間も自分へのご褒美なのだ。

 

だって、そこにはPonyがいるから。

 

このカフェは私にとってオアシスなのだ。疲れた時、元気がない時に来たい場所。自分の答えが見つかる場所なのだ。そして、私が唯一といっていいほど携帯をオフにするたったひとつのカフェなのだ。

モバイルフリーになれるカフェ。このカフェに電波はいらない。

 

この日差しがしっかりと私に電波をくれる。太陽の日差しと1杯のコーヒーが、私をしっかりとフルに充電してくれるから。

 

私はPonyに会いにくる。

眩しいくらいの日差しとたくさんの緑を求めて。

だって、そこにはPonyがいるから。

住所がないのでこの写真と地図を目印に。

Pony Cafe

Birrarung Marr Park - Along the Yarra River

 

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