活動休止間近、Thursdayライブレポート!
更新日: 2012-03-04
今日の音楽コラム「Just Australia」では
去年11月に活動休止を発表したアメリカのバンド
Thursday
http://www.myspace.com/thursday
のライブレポートをお届けします。
Thursdayは、現在オーストラリアをツアー中。
Soundwaveというパンク・ハードコア系音楽の
フェスティバルに参加するため、来豪している
わけですが、なんと
このツアーの後は活動休止。
15年という長い活動暦を持つ彼らは、6枚の
アルバムもリリースしており、世界中の
パンク、エモ、ロックファンにすばらしい
音楽を提供し続けてきました。
オーストラリアにも多くのファンがいる
ということで、フェスティバルの他にも
Thursdayがトリをつとめるライブが
企画されたのです。
メルボルンのライブハウスで見るのは
最後となるかもしれない、2月29日に
シティのBillboardで行われたライブの
模様をお届けします。
Thursdayのライブサポートをつとめるのは
同じくSoundwaveフェスティバルに参加する
バンドで、しかも彼らと繋がりの強い
Circa Survive
http://www.myspace.com/circasurvive
そして
Saves The Day
http://www.myspace.com/savestheday
Circa Surviveは5人組のエモロックバンド。
彼らのライブが始まる夜8時半には、すでに
地下にあるライブハウスがほぼ満員に
埋まっている状態。
観客の多くはThursdayを目当てに来た人が
多い中、Circa Surviveが前座として盛り上げていました。
Circa Survive -Act Appalled
少年のように甲高い声で歌い上げるボーカルは、
そのイメージに反する厳ついアメリカ人。
大多数のギタープレイヤーがライブでは
コードをかき鳴らすのに、Circa Surviveの
ギタリスト2人は、リフや単音のフレーズを
多用し、それらが重なって綺麗に響くように
計算されたようなアレンジが目立つ。
多くの曲は最新のアルバム「Blue Sky Noise」から
のものだったけど、ファーストアルバム「Jutirna」
から「In Fear and Faith」や「Act Appalled」、
そしてセカンドアルバム「On Letting Go」からは
「The Difference Between Medicine and Poison Is In The Dose」
を演奏していた。
坊主頭のギタリストのMCによると、Circa Surviveの
メンバーは、前のバンドも含め、12年以上もThursday
とライブを一緒にしてきた、ということなので、
今回のツアーはさぞ感慨深いものなのでしょう。
Saves The Dayは、Thursdayとは少し音楽性が
異なるポップロックグループ。
1994年から活動しているということで、
Thursdayよりもキャリアが長く、今までに
7枚ものアルバムをリリース。
今までに何度かオーストラリアに来ているけれど、
相変わらずボーカルのクリスは若々しく、
少年のような声で歌っていました。
クリス以外のメンバーは見覚えが無いなー
と思ったら、それもそのはず。
他のメンバーは2,3年前から加入した
比較的新しいメンバー達。
というわけで、オリジナルメンバーはクリスのみ。(笑)
ギタリストとベーシストがアジア系か中東系の
バックグラウンドをもっていそうな外見で、
こういったバンドの編成も面白いなーと思いました。
去年発売されたニューアルバム「Daybreak」からは
シングル曲の「Deranged & Desparate」や、
「Let It All Go」などを演奏。
やっぱり一番会場が盛り上がったのが、彼らの
ベストセラーアルバムの「Stay What You Are」からの
楽曲。
「Firefly」などのパンク調の曲も織り交ぜながら、
ライブ最後の曲は、もちろん「At Your Funeral」。
45分くらいのライブは、最初から最後まで
清々しいポップロックを聞かせてくれました。
そして、10時40分くらいにステージに上がったのが
今日のトリとなるThursday。
観客の興奮はマックスに達し、ステージ横から
Circa SurviveとSaves The Dayのメンバー4人が
観客に向かってダイブ。
その後は、沢山のオーディエンスがモッシュ、ダイブ
を繰り返して全身で楽しんでいました。
途中でベースの音が出なくなるなどのトラブルに
みまわれながらも、タイトな演奏とエモーショナルな
ボーカルの叫びが観客を引っ張り続けていました。
去年発売されたニューアルバム「No Devolucion」からの
曲も沢山演奏していましたが、やはり一番盛り上がったのは
3枚目のアルバム「War All The Time」からの曲達。
「Singles Over The Air」や「Division St.」をプレイしている
時の会場の雰囲気といったらすごかったです。
Soundwaveフェスもオーストラリアでは残り2回。
Thursday活動休止前にライブが見れて良かったです!
それではまた次回コラムで。
浅野浩治
コメント- koji (2012-03-08T23:10:00)
- オーストラリアでギブソンは高いですよ~。シティの近くだったら、acousticcentre.com.au を見ておいても良いかもしれないですね。個人的には、オーストラリアのメーカーである、Matonをお勧めします。日本で買ったら、たぶん高いだろうし、質も良いですよ。
- けん (2012-03-08T07:27:32)
- ギブソンのアコギを探しているのですが、中古楽器店でもいいのでギブソンが売ってるお店教えてくれませんか?
music shop shopとallansには行きました。めちゃ高いですねギブソン…
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