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3カ月でオーストラリアを1周する方法round_aus

1 / 7days -上陸・出発-

3カ月でオーストラリアを1周する方法 【タスマニア編】

2012年6月7日掲載

 

オーストラリアに来て一年ちょっと。メルボルンに住んで半年ぐらい。目と鼻の先にあるタスマニア、すっかり寒くなる前に行ってみたい!そんな思いから、レンタカーを駆り、タスマニアを1週間で1周した記録を、たくさんの写真と共に全7回で綴ります。

 

 なんとも快適な海の旅だった。いや旅というのはおこがましいか…寝てただけだし…。夜7時ぐらいに僕らを乗せてメルボルンを発ったSpirit of Tasmania号は、朝6時ぐらいにタスマニアに到着した。「タスマニアといえば…」のヤツに早速の歓迎を受け、痛く感動したのを未だに思い出す。
 

  


 最初の街、Devonport。朝日に照らされる中、港から無料のシャトルバスに乗り町中へ。すこーしだけ散策。同じ国なのに、なんだか外国に来たようなソワソワ感を感じてしまう。ので、とりあえず朝マック。

  

  

 

 バスの時間までゆったりと過ごし、次の目的地へ。そこでレンタカーを借りるのです。バス車内では快適な陸の旅、すなわち寝てばかりの一時間を過ごし、目的地に到着。

 Launceston。見るからに歴史を感じる素敵な街である。が、今日のところはとりあえずレンタカーを借りるだけ。お世話になります日産車。タスマニアのナンバーはかっこいい。

 さぁ!いざ、タスマニア一周の旅へ!!

  


 オーストラリアでの車の旅。メルボルンに住んでいるときには、レンタカーを借りてグレートオーシャンロードに行くこともあったけど、1週間に渡る旅はこれが初めて。不安もあることはあるが、いろんな荷物を全部車に積めばいいだけなので楽な部分も多いわけです。

 ワクワクドキドキなTasman Highwayを北へ東へ。山道が多く木々が色づき始めているところには、不思議な懐かしさも感じる。不思議なものを見つけては止まり、また走り出すの繰り返しを経て、最初の目的地へ。

  

  

 

 Little Blue Lake。メルボルンの職場の先輩にお勧めされた場所をフェリーの中の観光案内所でチェックしていたのであります。Scottsdaleから北東へ道なりに進んでたらいつの間にか着いていた。看板に導かれ、駐車場に向かうと見えてくる湖。あ、青い!湖!まさにブルーレイク!と興奮さめやらぬ時間を過ごす。

 「Little」というからには、もうひとつ、「Big Blue Lake」もあるんじゃあないか!?という想像は、周辺を車でぐるぐる回る数十分を経て、ただの想像に終わったが、Littleといえどもこれだけでタスマニアに来てよかった、と思える場所だったのである。

  

 

 次。時間は限られているので、次。そのままTasman Highwayを東へ進み、St.Helensという港町へ。ここでは、何をするんだろう。とりあえず海岸を目指して北へ。

  

 

 北へ行くと水辺に出た。水がキレイ。いちいちキレイ。そうこうしてると、海岸に着く。白い砂浜。とてもキレイ。

  

 

 だが、寒い。タスマニアの5月は寒い。Bay of Firesというなんだかアツそうな場所ではあるが、寒い。でも景色が良いのでうろうろしながらじっくりと瞼にタスマニアの光を焼き付ける。

 それでも寒いなぁと思っていたら太陽が沈むころではありませんか。初日の宿は予約済み。ここから南へまだまだ走らなければ。車に乗り込み、暖房をつけて南へ。途中でさっきの海岸に寄りながら南へ。

  

  

 

 急ぎ足の日産のレンタカーなんかにはお構いなしに、夕暮れの空が劇的な色を創りだしていく。諦めて車を停めると、もういやになるほどドラマチックな空の色。そして海にもその色が映り、映画の中にいるようにドラマチックな、なんとも言えない空間に。見たままの色を写真に収めたくて必死になるが、時間との戦いに撃沈。最早寒さは感じなかったが、心に敗北の冷たい風が吹き込む…。

 まぁ!でも!十分キレイじゃないか!

 

 人生で一番ドキドキした色の夕暮れを過ぎた夜には落ち着きを取り戻していて、ゆるやかに次の町へ。Bichenoというこれまた港町まで、動物に注意しながら運転。

 到着し、予約していたバッパーにチェックインしたのは六時過ぎ。タスマニア初日ということもあり、気を大きくした僕は海の見えるレストランなんかに行き、タスマニアといえばのカスケードと、港町らしいフィッシュアンドチップスを頂く。暗くて海は見えるはずもないが、野生のペンギンは見えるという不思議な港町のレストラン。初日から景気のいい夕食を終え、バッパーに戻り、満点な星の下で眠りにつくのでした。

 

 

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