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キーワード3 「履歴書の作り方」

履歴書の作り方

英文履歴書を初めて作る方も、転職の為に作り直す方もいるかと思いますが、今回のコラムでは英文履歴書の作成時に気をつけることと、見やすい履歴書の作り方をお伝えします。

これは実際に就職相談の際に良く言うのですが、履歴書は「顔の見えないプレゼンテーション」です。
企業の人事担当者は「あなた」という人をまずはこの2~3枚の紙切れだけで判断します。そして悲しいことに、この紙切れ審査をパスしない限り、いつまで経っても「顔の見えるプレゼンテーション」には進めません。

履歴書作成は相当面倒ですし、さっさと簡単に書き上げたいというのは良く分かります!!
特に英文履歴書なんて作ったことありません、というのであれば、尚更でしょう。
ですが、履歴書作成の手を抜けば抜くほど、結局は就職活動期間がどんどん長引くと思ってください。

では、書類審査を「パス」する履歴書ってどういうのでしょう?

もちろん、100%書類選考を通る履歴書なんてものは存在しませんが、その確率を上げるコツはあります。それをここでお伝えしますね。



誰が見ても見やすい履歴書を

企業に送る履歴書はあなたのことを全く知らない「第3者」が見ます。つまりは、あなたに見やすい内容の履歴書ではなく、全然知らない人にとって見やすい履歴書でなければなりません。

まずは、基本的なことですが、フォントや文字の大きさ、スペースの使い方などで、見やすいかどうか、という点に気を遣ってください。これは内容を伴わないので、意識することで誰でも出来ると思います。

内容については、「これぐらい書いたら分かるだろう」という主観的な考えはバッサリ捨てて下さい。

驚くような話ですが、同じ業界、同じ職種、もっと酷いものは、同じ会社にいる人しか分からないような履歴書を送ってくる人がたくさんいます。これでは、違う会社の人事担当者が見たらさっぱり分かりませんね。内容について書くときも、やはり「第3者」が見るという意識を常に持っておいて下さい。

履歴書が出来たらそのチェックをしてくれるのはあなたのことを良く知る人よりも友達の友達などの少し遠い存在の人に見てもらったほうが率直な感想に近いと思います。近い人はどうしてもあなたのことを書面以上に知っていますので、主観的な評価になりがちです。

自己満足な履歴書ではなく、あくまでも客観的に分かりやすい、見やすい履歴書を心掛けてください。



「何がしたいのか」「何が出来るのか」を明確に伝える

時々、今までの職例を全て羅列した履歴書を見ます。
確かに「履歴」を伝えるという意味では間違っていませんが、それが良い履歴書というわけではありません。

応募する仕事(業界/職種)が異なるのに、履歴書が全く同じでは通るものも通りません。
秘書に応募するのか、ウェイトレスに出すのか、それとも営業ポジションなのか、応募する職種によって中身を調整しなければいけません。
そして、そのポジションに対して、これまでの経験がどれだけマッチするのかをアピールする必要があります。


通常、Job Descriptionと呼ばれる業務概要がありますので、それが事前に入手可能な場合はJob Descriptionを見ながら、企業が求めている人材像に近い履歴書を作成すると大きなズレが生まれることはありません。Job Descriptionが無い場合は企業ホームページなどで、どんな人材が求められているのか、しっかりと企業研究をした上で、企業が求めている人材像をイメージしながら、履歴書を作成して頂くことをお薦めします。

また、これまでの経験が興味のある仕事にあまりマッチしない、というケースもありますね。
その時はこれまでの経験をもっと細分化して、過去の経験との共通点を見出していく必要があります。
例えばですが、一般的に日本で「事務職」として勤務されていた方はものすごく多岐に渡る仕事を経験されています。秘書に近いスケジュール管理業務から、人事や営業のアシスタント、時には経理なども含まれます。その一部に特に焦点を当てていくことで秘書寄りにも経理寄りにも過去の経験の見せ方を変えることが可能です。

履歴書には嘘は書いてはいけません!
ですが、経験の見せ方を変えることで未経験職種にもアピールできます。


履歴書送付のメールにも気を遣う
履歴書が出来たら、それを企業やエージェントに送りますよね。でも、履歴書が出来たからと言って油断は禁物です。

これも信じられない話ですが、履歴書だけ添付して何のメッセージも無いメールを送ってくる人がいます。これでは「履歴書を見てみよう」という気持ちすら失われてしまいます。
これは極端な例ですが、せっかく作った履歴書を見てもらう為にも、丁寧なメールを送ってくださいね。

以上、簡単に3つのポイントをお伝えしましたが、これを意識するだけで書類通過の可能性はきっと高まると思います。それでも、履歴書作成で分かりづらいことがあれば、いつでもお気軽にご相談下さい。





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