Logo for ssaust

キーワード6 「就職活動の成功談」

前回までのコラムで、就職活動のスタートから面接までの一通りの流れをお伝えしてきました。
ところが、そうすんなりとは「内定」とまではいかないのが海外就職です。


今回は当社にご登録いただいた方で、ワーキングホリデーで就職活動し、ビジネスビザ取得となった2人の海外就職成功者の成功談とその秘訣を2回に渡ってお伝えしたいと思います。

心構えなど、少しでも皆さんの参考になるものがあれば、是非ともご活用ください。


今回の1人目のCさんは日本で営業、営業アシスタントや人事などに携わった後、海外転職を目指してワーキングホリデーを利用しオーストラリアに来ました。

まず、語学学校で英語(ビジネス英語を専攻)を上達させ、それと同時に学校の友達などから情報を色々と収集。
また、同時にどうしても「なぁなぁ」になってしまいがちなこの時期を、友達とも刺激し合いながら乗り越え、入学から3ヶ月後の卒業のタイミングに合わせて、就職セミナーに参加するなどして就職活動を開始しました。



ところが、ここからはまさに苦労の連続です。


大きく分けると2つのハードルをクリアする必要がありました。このハードルはきっと多くの人に共通するものだと思います。


1) ビザ
ご存知の通り、ワーキングホリデービザには1雇用主の元で6ヶ月以内という就労制限がある為、永住権保持者やオージーと同じような就職活動は出来ません。
正社員のポジションであれば、どの企業も長く働ける人を探しますので、6ヶ月という短い就労期間では残念ながら、お話にならない、ということが殆どです。


2) 語学力
多くのワーホリメーカーに当てはまりますが、豪州に来てから語学を身につけようとすると、時間的に間に合いません。豪州での就職を本気で希望するのであれば、英語だけは豪州に来る前にある程度は身に付けておいてください。

また、少し話が逸れますが、「語学を習得しながら、こちらの企業で経験も積みたい!」という声を良く耳にします。

残念ながら、企業は経験を積みながら、英語の勉強ができる学校ではありません。
給料を支払うわけですから、「会社にすぐに貢献できる人材として来て下さい」というのが本音です。厳しいようですが「当たり前」の話です。

Cさんは大学時代にカナダに短期留学経験もあり、社会に出てからも会社で英語を使う環境にいましたが、それでも履歴書を出しても出しても全く連絡がなく、やっと面接まで辿り着いても人事担当者がビザステータスを知った瞬間に、手の平を返したように冷たく断られるなど、理不尽な経験もしました。
そんな状況でも配った履歴書は150通以上とのことですので、その根性には本当に頭が下がります。
Cさんが本格的に就職活動を始めて1ヶ月ほどのタイミングで、当社よりご紹介させて頂いた日系企業に決まり、今ではビジネスビザホルダーとしてバリバリ活躍されているCさん曰く、海外就職成功の秘訣は次の通りだそうです。


1) とにかく出来る限り、日々英語力上達に努める

2) 現状を把握して、とにかく前向きに物事を考える

3) 人との出会いやネットワークを大事にする

4) ダラダラと活動するのではなく、自分で期限を決めて集中して就職活動する
※ Cさんは3ヶ月以内に就職が決まらなかったら日本に帰る覚悟だったそうです。

5) 息詰まらないようにちゃんと休息日を設定して気分転換する

6) 引越しなどの厄介なことは就職活動と同時にはしない

7) いつでも面接に対応出来るように普段からスーツ着用、または用意しておく



Cさんは就職活動中に、日本にいる時の何倍もの積極性と自己管理、そしてネットワークが必要だということを痛感し、就職セミナーや就職とは直接関係の無いようなイベントにも色々と参加したそうです。

当社でも毎月就職セミナーや個別のキャリア相談会を実施していますので、積極的に活用して頂き、就職セミナーの卒業生から一人でも多くの海外就職成功者が出てくれれば、嬉しく思います。


次回はもう1人の成功談をご紹介します。






スタッフソリューション・オーストラリア メルボルン支店
「語学留学」から将来のキャリアを見据えた「大学(院)やTAFE留学」、卒業後の「ビザコンサルティング」、オーストラリアでの「就職・転職」までの総合キャリアコンサルティングをメルボルンをはじめ、シドニー、ブリスベン、パース、アデレード、ゴールドコースト、ケアンズの全豪7都市で展開しています。





Level 11, 230 Collins Street Melbourne VIC 3000
tel: (03) 9663 0000 / fax: (03) 9663 0050
web jpn: http://www.ssamelbourne.com
web eng: http://www.ssaust.com.au/english/index.html

コメント

以前のコメント

Y.S   (2011-04-01T16:31:59)
堅い話かと思いきや、ふんふんってうなずいちゃいます。次回期待です。

関連記事

最新記事

カレンダー

<  2024-03  >
          01 02
03 04 05 06 07 08 09
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

プロフィール

メルボルン留学・就職のプロフェッショナル、スタッフソリューション・オーストラリアより「オーストラリアで働く」を実現するために知っておきたいキーワードを解説! コラムを読んであなたの夢に一歩近こう!

記事一覧

マイカテゴリー