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22.アジア就職

これまでのコラムではオーストラリア就職をテーマにお伝えしてきましたが、今回は少し視点を変えて、アジアでの就職について、お伝えしていきたいと思います。

国内のマーケットが飽和状態にある日本では、この10年で多くの企業が海外市場への展開を図り、さらには世界的な価格競争に打ち勝つため、製造拠点を中国やタイ、ベトナムなどのアジア諸国に移してきました。その結果、今日ではアジア圏おける日本人の長期滞在者数は30万人以上と言われています。(ちなみに、北米で約26万人、大洋州は4万人です)

企業のアジア進出に伴って需要が増え続けているのが、現地における日本人人材の雇用ですが、現状は人材が圧倒的に不足しているため、強烈な売り手市場となっています。

圧倒的な買い手市場のオーストラリアとは正反対のアジア市場ですが、その理由は現地在住の日本人の決定的なまでの人材不足です。

先述の30万人のうち永住者は5%程度と割合が低く、日本からの駐在者や出向者が殆どです。オーストラリアのようにワーキングホリデーや留学で滞在中という方もシンガポールなどの一部の国を除いては非常に少なく、現地採用の日本人人材については、どの企業も「喉から手が出るほど欲しい」という状況が続いています。

このような状況を打開する為に、国外から人材採用する必要に迫られています。

海外就職の際に懸念となるビジネスビザについても、スポンサーとなってくれる企業が非常に多く、その申請条件も国によって多少の違いはありますが、オーストラリアと比べると格段に取りやすく、まさに雲泥の差です。

また、就職のマーケットとしても、日系や外資系の進出企業数がオーストラリアとは比較にならないほど多いため、ご希望の職種や業界に就職出来る可能性が高いことは大きなポイントです。この点がオーストラリアや日本での就職と比較すると最大のアドバンテージかもしれません。

オーストラリアでの留学やワーキングホリデーを終えた方達の間では、その英語力を活かした海外就職の目的地として、同じ英語圏のシンガポールの人気が高まっていますが、シンガポールだけではなく、多くのメーカーの集まるタイや、今後の経済発展の可能性を多いに秘めているベトナムやカンボジア、インドネシアなども今後人気になるかもしれません。

ちなみに、どの国でも英語力に加えて、日本での実務経験(3年程度)とビジネスマナーを修得している人材が高く評価されているようです。

今後は国別の就職事情などもお伝えしていきますので、ご参考にしていただければと思います。

-ご参考までに-
弊社でもアジア就職の為の就職説明会を実施していますので、ご興味のある方はお気軽にご参加いただければ嬉しい限りです。
(詳しくはWEB Siteをご覧下さい。→http://www.ssamelbourne.com/


スタッフソリューション・オーストラリア メルボルン支店
「語学留学」から将来のキャリアを見据えた「大学(院)やTAFE留学」、卒業後の「ビザコンサルティング」、オーストラリアでの「就職・転職」までの総合キャリアコンサルティングをメルボルンをはじめ、シドニー、ブリスベン、パース、アデレード、ゴールドコースト、ケアンズの全豪7都市で展開しています。



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