動くGO豪メルボルン Vol.8 (Tram30編)
ビクトリア様式の建造物を車窓にドックランド港へ向かう木造トラム!
2012年9月13日掲載
トラムの街として代表されるメルボルンですが、やはり木造トラムは味がありますよね。前々回の76番線とならんで市内で運行されている旧式の木造トラム路線が30番です。
この路線は非常に距離が短く、さらに運行時間も短いというレア路線。無料で乗れるシティサークルとも24番トラムともほぼ同じルートを走っていて果たしてどういう意図で走らせているのかがわかりませんが、おそらく平日のビジネスマンのために増便しているのでは?と勝手に推測しております。ではなぜ旧式の木造トラム??という疑問が残りますが、謎の多いメルボルンの公共交通機関。なにか理由があるのかもしれません。(知っている方教えて下さい)
さて、実際乗車してみて感じたのが車窓が飽きないこと。
セントビンセント病院前からカールトンガーデンまでのビクトリアパレード通りには、旧式の大きな建造物が建ち並び並木通りを走るので、なんとものんびりとした車窓が広がります。
そして世界遺産のロイヤルエキシビジョンビルディングの正面を眺めてからラトローブストリートへ
シティの中ということもあり、メルボルンゴール(旧メルボルン監獄)、RMIT大学のアーティスティックな校舎、スワンストンスとリートの州立図書館、メルボルンセントラル、フラッグスタッフ公園と州立高等裁判所など興味深い建築物をいっきに通過していきます。
発着駅から終着駅まで乗っても20分程の短い路線。最後はドックランド港を眺めて終了です。ドックランド駅はAFL(オージールールフットボール)でも使用され多くのスポーツやイベントで賑わうエチハドスタジアム(旧テルストラドーム)と隣接します。
でも、イベントのある週末はこの30番トラムは運行しません。なんとも謎の多い路線ですが、ぶらりと車窓を楽しむのには良いかもしれませんね。
Takuya Yumoto
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