『鮪 magro』 来豪ライブ告知
異色の邦楽ユニットがメルボルンツアーを開催!
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2012年1月18日掲載
日本の伝統楽器を操る謎のユニットがメルボルンでライブツアーを行うとの噂が編集部に飛び込んだ!なんでも日本の伝統楽器とそれ以外の楽器とのセッションをメインに活動しているとのこと。
これはなんだかおもしろそう、かつ、伝統楽器を聞けるなんてなかなかないチャンス!ということで以下、ご紹介いたします。
まずは鮪 magroのプロフィールからご紹介。
ー鮪 magro profileー
東京出身。日本人としての魂を誇るべく、懐古的Alternative邦楽ユニット「magro」として活動。作品、ステージワークは常に日本人としての精神を大切に手懸けられる。
影響を受けてきたDeep BluesやJazz、Afro Cuban、Psychedelic Rockなどの異文化のエッセンスを上品に加えた楽曲に、雅楽や古来よりの伝統楽器、また旅先で採集した自然音などを巧みに織り混ぜ、新(ネオ)と古(レトロ)を融合させたサウンドを奏でる。
ノスタルジックであたたかい波動の和声ボーカルは、文学的な詩を纏い、観客を官能の世界に引き込む。自由な発想と感性で即興演奏も果敢に行われるライブへの評価も高い。
今回のメルボルンツアーでは、以前ラッパーとして様々なDJ達やアーティスト達と活動をしていたという力強い女性ボーカルの歌声と西洋楽器(エレキギター、ドラム、ピアニカ、メロディカ、フルート、マンドリン、スチールギター、ベース、小楽器-小さなパーカッションや笛-など)、日本の伝統楽器(雅楽の篳篥、三味線、三線等)、民族楽器(ジャンベ、DUNDUN等)のセッションという形式。
ジャンルの違う楽器のセッションは見どころ満載であり、ブルースのリズムにあわせて力強い歌声と様々な楽器で流れる曲は、どこか昭和懐古的で懐かしいという。
ここで、普段馴染みのない篳篥という楽器と、それを演奏する三浦氏についてご紹介。
雅楽 篳篥*奏者 三浦元則氏について
1982年生まれ。広島県呉市出身。祖母、父の影響を受け幼少の頃より雅楽に親しむ。東京芸術大学音楽学部邦楽科雅楽専攻卒。篳篥、歌謡を東儀雅季氏(宮内庁楽部)に師事。東京楽所(とうきょうがくそ)をはじめ、邦楽、洋楽、復元楽器などとの共演やレコーディング、FM放送、各種イベント、サロンコンサートにも多数出演。国内はもとより、欧州、南米、などでも演奏。現在広島、東京を拠点に国内外で活動している。
*篳篥(ひちりき)について
篳篥は雅楽で使う管楽器の一つ。長さ18cmの竹管の本体に蘆でつくった舌(リード)を差し込んで音を出す。小さな楽器であるが、強烈な音量で独特の存在感を持ち、肉感的で浮遊するような音色はまるで人が歌を歌うように感情豊かに表現できる。
亀滋(西アジア)を起源とし、6世紀前後に高麗の楽師によって日本に伝えられ、以後宮中での神事や御遊等では主旋律楽器として常に演奏の主役を荷なってきた。かつて民族楽器であった野性的で力強い面と、宮廷という洗練された場で鍛えられた繊細で優美な面を合わせ持っているところが、長い歴史を経たこの楽器の持つ音の魅力である。
天才的な才能のある絵描き、詩人 、野球の名選手などメンバー各自のバックグラウンドもおもしろい。
そんな5人が集まって演奏される音楽から、新たな世界観を感じること間違いなし!
鮪 magro メルボルンツアー
@Open Studio
日時: 1月25日(水)8:30pm〜
場所: Open Studio
住所: 204 High St, Northcote
http://www.facebook.com/pages/Open-Studio/87688711119
@Bella UNION
日時: 2月3日(金)8:30pm~
場所: Bella UNION
住所: Level 1, Trades Hall Corner of Victoria & Lygon Streets,Carlton South (enter off Lygon Street)
料金: $15(+$2 booking fee - $18 at the door)
予約: http://www.bellaunion.com.au/ticketing/show_528/
鮪 magro オフィシャルウェブサイト
http://toypusher.ddo.jp/index.html
鮪 magro Myspaceページ (音楽の視聴はこちらから)
http://www.myspace.com/jazzaholicmagro
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