La Dolce Italia Festival 2011 ギネス挑戦の結果は！？

メルボルンでイタリア文化を楽しむ日！

今年で２回目となるLa Dolce Italia Festival,イタリアフェスティバル！

メルボルンの「Little Italy」と言われるCaltonにあるLygon streetで、２月２６日（土）にイタリアンショートフィルム・コンペティションで幕をあけ、引き続く２７日（日）に多くの催しが開催された。

イタリアが愛する３つのものとは何だろう？

それは「食べ物、家族、お祭り」。この３つを表現したいというのがフェスティバルのコンセプト。子供への遊び場などもたくさん設けられており、家族団欒という微笑ましい光景を多く目にした。

そしてもちろんLygon streetに並ぶイタリアレストランや屋台では、本格的なピザ、パスタ、そしてスイーツと私達の食欲を十分に満たしてくれた。

今回の目玉は何といっても、’’1.2kmのピザ作りでギネスレコードに挑戦’’という企画。
Lygon Street にピザを並べる長いテーブルが設置され、その端のテントでピザを作り続ける。そしてそのピザを切らさないよう伸ばしていく。

さすがイタリア人。ビザに対する熱い情熱を感じる。イタリアの家にはピザを焼くオーブンがたいてい庭にあるとイタリア人の友達から昔聞いたことがある。これはオーストラリアでいうBBQセットのようなものかもしれない。家族や友達を囲んで、焼きたてのピザを囲み楽しい時間を過ごす。考えるだけで楽しくなるのは私だけだろうか。

今回残念ながら日曜日に降った雨の影響により、土曜から作られ道に並べられたピザには少しダメージが入る。

さてギネスレコードはクリアできたのだろうか?

翌日電話で問い合わせてみると、「雨が激しく降ったため、630mほどで壊れてしまい、ギネス達成はできなかった。」とのこと。

残念！

ただ、630mのピザというのはオーストラリアで最長、世界で2番目の記録。ちょっとすごい。

イタリアは地方によって独特な文化がある。今回、Campania, Lombardia, Toscana, Calabriaと各地方によるパフォーマンスもあり、多くの人を盛り上げていた。その他にもセレブシェフによるイタリア料理のデモンストレーション、イタリア伝統音楽のライブ、ファッションパレード、ビンテージ車の展示なんかもされていた。

イタリア人のオーストラリアでの歴史は長い。今回のフェスティバルでも年配の方が目立ったが、移民として移住したきた彼らが、今に至るまでの間にオーストラリアで経験してきたことは様々だ。

私達日本人もだが外国で生きていくことは楽しいことばかりじゃない。そういった中でこれだけ大きな文化を築き上げたかれらの功績を、同じ外国人として讃えたい。今後もイタリア文化がメルボルンで栄えていくことを応援し、美味しいイタリア料理を提供し続けてほしい。来年も是非このフェスティバルでイタリアを味わいたい。