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テクノファンを魅了!日本人DJがArts Centreに

Sound Lounge 青木孝允・Kazu Kimura

2012年9月5日記載

8月25日にArts Centre Melbourne Hamer Hall で行われたイベント「Sound Lounge」世界各地で活躍するミュージシャン青木孝允さんとテクノDJ Kazu Kimuraさんが出演し、メルボルンのテクノファンたちを魅了しました。

会場となったHamer Hallには、多くの人たちが詰めかけ午前0時半になり、ようやく青木さんがブースに入ると待ちわびたオーディエンスがドリンクを置いて集まってきました。青木さんは長年ベルリンやパリなどヨーロッパで活躍してきただけあり、今回初めてのオーストラリアということですがここメルボルンでも期待の高さがうかがえました。

     

青木さんは、有機的な自然の法則にもとづいて独自の感覚で音楽を制作しており、踊っているとまるで風や波に身をまかせるような心地よさがあります。

  

そして1時間ほどするとKazu Kimuraさんが青木さんの隣にたち、準備が整うと2人は握手をして交代すると、会場のライティングは明るくなり訪れた人たち全員が次々と畳み掛けるように飛びかう音の固まりを全身に浴び激しく踊りはじめました。

    

Kimuraさんは日本のテクノシーンのパイオニア的存在で80年代後半からDJ活動をはじめ20年以上もの間、世界の第一線で活躍してきました。90年代半ばにはブリスベンでも活動していたこともあり、久しぶりのオーストラリアでのDJを楽しんでいる様子でした。

 


イベントは午前3時過ぎまで行われ、音が鳴り止んだ後もみんな帰ろうとせずアンコールする人がいるほどの人気ぶりで、オーストラリアでもテクノミュージックの盛んなここメルボルンの人たちも十分満足した様子でした。

 

 

 

 


青木孝允
コンピュータを用いた創作活動を中心とし、独自の音楽表現でその領域を広げ続ける気鋭のアーティスト。イギリスBBCラジオ・プログラム「One World」への楽曲提供The Beatlles 'i will'のカヴァーなど。海外・日本国内ともに高い評価を受けている。
2004年パリに移住。その後2008年にベルリンに移住。ヨーロッパを拠点に制作活動、世界各国でライブを行う。
2011年帰国。現在は大阪に拠点を置きソロでの楽曲制作、国内外でのライブ活動の他、多数のアーティストへの楽曲提供、ミックスなども行っている。

Kazu Kimura
日本国内テクノシーン聡明期から活動を続けるパイオニア的存在。
87年後半から東京を拠点に DJ活動を始める。
90年代半ばから日本を離れ拠点をオーストラリアに移し,各地でのテクノイベントやクラブでプレイ。その後、ドイツ をメインにオランダ、スペイン、チェコ等での活動も活発化。
2002年にはChris Liebing のCL Recordsからリリースしドイツでのデビュー,ヨーロッパで行われる最大規模のテクノイベントの1つタイムワープフェスティバルへの出演も果たす。
現在はスペイン在住。

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