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錦織圭、全豪前の最後の調整

Kooyong Classic最終日に登場

最高気温26度、やや風は強いが天気に恵まれた最終日のPriceline Pharmacy Kooyong Classic 2015 (以下、Kooyong Classic)。初日が雨で全試合キャンセルとなり、失セット数により準決勝進出者4人に順位が付けられ、3位決定戦に錦織とフランスのGasquet、決勝戦にウクライナのDolgopolovとスペインのVerdascoの試合が行われた。

初戦に登場した錦織は過去5戦全敗と相性の悪いGasquet、2日目のThompson戦同様、強風に苦しめられた展開となった。錦織の武器であるリターンミスが続き、6−7、6−7とストレートで敗れた。試合後の記者会見ではGasquetについて、テクニックもありどんなところにも打てる、サーブはトスが変わらないのでコースが読みにくい、しかしだいぶ(レベルが)近づいてきたのを感じている、と語っていた。また今日からコーチのMichael Changがチームに合流したがそのことを問われると、彼がいることでチームも引き締まり気持ちも今以上に乗ってくる、と話しており相性の良さも感じさせる。過去最高のランキング(5位)で望むGrand Slamだが、気持ちとしては考えないようにし、いつも通り戦えるようにしたいと、この高さまで上り詰めてもなお挑戦者として挑む強気の姿勢に、昨年の躍進の鍵が見られた。

 

DolgopolovとVerdascoの決勝戦だが、第1セットをタイブレークでVerdascoが取ったところで、Dolgopolovが棄権を申し入れ決着となった。Verdascoは自身2度目のKooyong Classicのタイトルとなった。Dolgopolovの怪我について彼の記者会見では、前に手術したところと同じ感触なので、明日明後日様子を見てAustralian Openに出場するか決めると語っていた。

 

今年も豪華な選手が揃って熱き戦いを繰り広げたKooyong Classic。メルボルンで行われるAustralian Open前の調整の大会としては唯一であるため、選手の取り組みも通常のエキシビジョンとは少し様子が変わっている。それぞれ次週のAustralian Openを見据えて戦っており、観客も大いに楽しめたのではないだろうか。

 

 

写真・文:Raito Hino

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