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RMIT 大学

シティの中にあるRMIT Universityの知られざる歴史

2009年8月21日掲載
RMIT University


   

前回はメルボルン大学、そして今回は同じくメルボルンを代表する大学の1つであるRMIT大学(RMIT University)をレポート!!

RMIT大学と名前を聞いただけでは、「どんな大学?」って思ってしまう人も多いだろう。RMIT University(公称)の正式名称は、Royal Melbourne Institute of Technology University(ロイヤルメルボルン工科大学)。シティ内に校舎が点在し(学科によってはBundooraやBrunswickにあるキャンパスになることも)、「RMIT University Building ○○」というサインを見かけることも少なくない。

   

RMIT大学は元々職業訓練校であり、1887年にthe Working Men’s College of Melbourneとして設立された。1960年にthe Royal Melbourne Institute of Technologyと名称変更し、高等教育機関として再スタート。アートと宇宙工学に力を入れつつ、1979年にはファッション・デザインとフード・テクノロジーに定評のある女子大、Emily McPherson College of Domestic Economyと合併した。そして、1990年代には他の教育機関を吸収しつつ、RMIT University、つまり大学として認められたのが1992年のことである。

    
実はこういった経緯があるため、就職支援のための実践力の育成に力を入れていたり、デザインなどちょっと変わった専攻がたくさんある。また、驚くことにベトナム政府に招かれ、「RMIT International University, Vietnam」としてホーチミンとハノイにもキャンパスを持っている。

 

大学としては新しいため、校舎は近代的な建物が多い。スワンストン・ストリート(Swanston Street)から見ると、高い建物と緑の不思議なオブジェに目が引かれるだろう。しかし、ラ・トローブ・ストリート(La Trobe Street)から見るとまた表情が違って見える。シティ・キャンパス内には母体である職業訓練校時代の建物がそのまま校舎として利用されているものもあり、120年以上の歴史を感じることができる。また、Old Melbourne Gaol(旧メルボルン監獄)のゲートは現在RMIT Alumni Courtの一部となっており、遠足でシティを訪れた小中高生の休憩スポットとしても人気である。

    
 
シティの中に位置するものの、構内はとても静か。空き時間にバスケット・ボールを楽しんだり、友達と話をしたり、カフェテリアでご飯を食べたり、外でリラックスしたり。日本の学生よりも“学生”でいることを楽しんでいる様子が伺える。

 

学生生活を垣間見に行くのもよし、歴史のある建物を見に行くのもよし。気軽に足を運んでみたらどうだろうか。


※ メルボルン大学については、「お出かけシリーズ」Vol.29はこちら


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