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『子どもがバイリンガルになる英語子育てマニュアル』を出版しました!

 インターネットの普及により、世界はよりボーダレスになってきました。そして日本では小学校での英語教育が始まり、英語を学ぶことの必要性が高まってきています。

 6月10日に日本初の本格英語子育てマニュアル『子どもがバイリンガルになる英語子育てマニュアル』を出版させていただきました。たとえ英語が苦手な親御さんでも、日本にいながらにして楽しみながら英語が話せる子どもを育てるためのノウハウと日常英会話表現をまとめた本です。

 『子どもがバイリンガルになる英語子育てマニュアル』のアマゾン販売ページへ

 これまでにも英語子育てのフレーズ集は何冊かでていますが、本書は、フレーズ集に加えて、どうすればお子さんが英語をしゃべるようになるのか、そのために何から始めて、どのように毎日を過ごしていけばよいのかを、わかりやすく説明してあります。親御さんは本書の指示に従って、順番どおりにやっていくだけで、ゆくゆくはお子さんが英語をしゃべりだします。毎日3分の英語時間を設けることから始めて、成長と共に英語の時間をできる範囲で増やしていけば、個人差はありますが、必ずゴールへと近づいていけます。タイトルに『子どもがバイリンガルになる』と書いてありますが、必ずしもバイリンガルを目指す必要はありません。各家庭でできる範囲でやってもらえばよいと思います。

 早期に英語を学ぶメリットは何があるでしょうか?

・小学校・中学校の英語の授業で苦労しない⇒その分ほかのことに時間を使える
・英語ができると受験・就職に有利

 現在、お子さんを英語教室に通わせている親御さんは上記の2つを大きなメリットだと考えている方が多いと思います。ですが、実際は他にも多くのメリットがあるのです。僕は

 「地球には色んな人種がそれぞれ色々な環境の中で生きている、一人一人みんな違う、でもみんな同じ人間だということを理屈じゃなく自然に感じて欲しい」

という願いを込めて英語子育てを始めました。僕は、高校の時にオーストラリアに留学して初めて外の世界を見ました。それまでは本当に小さなコミュニティの中で、周りと自分を比べて生きていました。オーストラリアで様々な人種、様々な環境の人たちと出会い、自分はなんてちっぽけな人間だったのだろうと気付かされました。他人と比べて上か下かなんてことに必死だった自分に別れを告げて、もっと大きく物事を捉えられる人間になりたいと思うようになりました。

 英語子育てをすることで、まず日本語以外の言葉があることを知り、日本以外の国があることを知ります。そして動物の鳴き声や、しずくが落ちる音などのニュアンスの違いに気が付きます。文化の違いにも気がつき始めます。そんなところから、少しずつ地球の中の自分を感じてもらいたいと思っています。

 現在4歳0ヵ月になった息子は、ワールドカップの出場選手のデータと、世界地図を照らし合わせながら、地球のことを自ら学んでいます。僕がそれぞれの国にどんな国で何があるのかを教えてあげたりして、彼の中で世界はどんどん身近になっています。そして興味は自分の国である日本にも広がります。息子は47都道府県を漢字で読むことができ、それぞれの名産品や観光名所なども覚えつつあります。これは僕が教えた訳でなく、息子がテレビの地デジについているゲームで自分で学びました。

 僕は、息子に英語を教えるにはどうすれば一番効率が良いかをずっと考えてきました。そして楽しいと思っている時、笑っている瞬間が一番、英語を吸収していることに気がついたのです。それ以来、どうすれば息子の笑いが取れるのか、楽しいと思ってくれるかを真剣に考えて試行錯誤しています。子どもの好奇心を刺激して、それを一緒に調べたり、実物を見たりして解決して、知識にしていく。これを繰り返していくうちに、息子の中に自分で学習するシステムができました。

 興味を持つ⇒疑問を解決する⇒自分の知識になる

 僕の提案する英語子育ては、続けるとお子さんの自分で学習できる力が伸びるようになっています。これも非常に大きなメリットです。自己学習ができるようになれば、お子さんが自分の力で成長できるようになります。

 もう一つ大きなメリットは、本書のマニュアルに従ってやっていくと、高いコミュニケーション能力が身につくということです。僕の友達で英語を使って働いている人達とよく話すのが、「なんだかんだ言って英語を話せる人ってまだまだ少ないよね」ということです。確かに英検やTOEICなどで素晴らしい成績をあげるひとは増えてきています。それでも現場レベルになると、そう感じるのです。その原因はコミュニケーション能力不足にあります。社会に出ると、英語のレベルだけで評価されるのではありません。高いコミュニケーション能力に英語がプラスされて、初めて英語を使って仕事ができるレベルになります。本書では表現力を高めるためのアドバイスも多く載っていますので、参考にしてもらえると思います。

 そして最後に、「世界中の人と友達になれる」。

 僕は仕事やプライベートで多くの外国人と交流していますが、これは本当に楽しいです。色々な国の人と、色々な国の料理を食べて、お互いの国の特徴とか文化の違いについて話したり、人生が倍楽しくなります。英語は世界共通語です。最も多くの国で使われている言語です。英語がわかれば多くの人と友達になるチャンスが増えます。


 『子どもがバイリンガルになる英語子育てマニュアル』はそんな考えの基に書き上げました。このコラムを読んで共感してくれた親御さんに読んでいただければ、お子さんの可能性を広げ、魅力的な人間に成長するお手伝いができると思います。

高橋正彦

追伸:『GO豪メルボルン』をご覧の方の多くはオーストラリアにお住まいだと思いますが、その場合は僕が英語でしていることを日本語ですれば、英語圏にいながらにして、楽しく日本語が習得できると思いますし、自分で学習する力を身に付けるノウハウはそのまま使えると思います。



※読者の方からの質問や応援メッセージ大歓迎です。コメントお待ちしております。

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書籍化された僕のブログ→イタリア人は日本のアイドルが好きっ
英語で日本のサブカルチャーについて書いているブログ→ROAD TO OTAKU

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プロフィール

高橋正彦:1977年、静岡県浜松市生まれ。中学卒業後、単身メルボルンに渡りブライトングラマースクールに入学。同校では、3年がかりで学校側に打診をしサッカー部を創立、初代キャプテンを務める。1998年中古CDショップ「音吉プレミアム」を立ち上げ、世界中の人達との交流を始める。2007年9月、単行本『イタリア人は日本のアイドルが好きっ』を出版。2009年5月には世界中のオタクと交流するOTAKU SPECIALISTとして、NHKから英語でインタビューを受け、その映像が世界80カ国で放送された。

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