Logo for bishuwine

2015 Latta Coghills Creek Zero SO2 Pinot Noir

こんにちは、Nishです。

 

最近のワイン・ブームってやっぱり自然派ワイン。

メルボルンのワインバーでは自然派ワインが大人気ですね。

 

一口に自然派(ビオ)ワインって言っても多種多様です。

月の満ち欠けを参考にする月齢カレンダーに従って作業するビオディナミや、自然に育てた葡萄に添加物を加えずに天然酵母でワイン造りをしているところ。

はたまた愛媛県の自然農法家福岡正信氏が確立した“耕さない、雑草を抜かない、肥料を与えない、農薬を使用しない”の理論に従うワイン生産者。

そして古代ギリシャやローマの時代に使われていたアンフォラ()にワインを入れ土中で熟成させている造り手や、卵型のタンクに入れて僅かな酸化をさせながら熟成させている造り手など、様々な試行錯誤が進行中なのです。

 

一般的に自然派ワインというと、飲み疲れしない素直に体に浸み込んでいくタイプのワインが多い。料理の世界でも味わいが軽くなってきている今の時代、重厚なワインはマッチングでも難しくなりつつあるのです。

だからといって、昔ながらのビッグなオージー・ワインを否定しているわけではありませんよ。私だって、たまには歯茎が黒紫(赤紫)になるぐらいのアルコール度数16度ぐらいあるバロッサ・ヴァレーのシラーズを飲みたくなるのですから。

 

 

さて、今回のワイン。
2015 Latta Coghills Creek Zero SO2 Pinot Noir

 

バララット近郊のワイナリーからのピノ・ノワールです。ラベルに書いているようにZero SO2(酸化防止剤を使っていない)ワイン。

果実味のしっかりあるレッド・プラム、コリコリ感のあるチェリー()、シソの葉、そしてロング・ペッパー(東南アジアのスパイス)の香りが実に魅力的。

口に含むと、バランスの良い酸味とチャーミングな果実の味わいを一気に堪能できます。軽さがあるのに味わいの構成がしっかりとしていて余韻も十分に楽しめます。

なぜか抱きしめたくなるようなワインなのです。少し冷やして飲んでみて下さいね。

ただ一つ注意点。酸化防止剤が入っていないので、ゆっくり一本を楽しんでいると酸化が進んでギスギスした味に変化するかも。ピクニックでみんなと気軽にさっと一本飲み切るのがベストですね。

 

天気のいい日曜日の公園で、”Onion and Feta Cheese Tart”と一緒にどうぞ

 

Bon appétit 

コメント

関連記事

aka tombo

日本人たるもの、どこに居ても”本物”の日本食を食せよ。

NEW YORK BAKERY

◇ NEW YORK BAKERY ◇ タイム・トラベルのランチ

最新記事